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2015年12月16日-18日 †
国際イネ研究所(IRRI) 特別セミナー †
国際イネ研究所(IRRI)上席研究員の山野峰氏(北大農学部OB)をお迎えして,「実証的開発経済学の研究方法−調査設計から論文発表まで−」と題した特別セミナーを開催します。
山野氏は,北大農学研究科修士課程修了後,米国ミシガン州立大学でPhD取得,政策研究大学院大学教授を経て,フィリピンの国際イネ研究所(International Rice Research Institute, IRRI)に勤務されています。アジア・アフリカ地域をフィールドに顕著な研究成果を発表し,開発経済学の面から世界規模での貧困解決に貢献しています。
この度の特別セミナーは,途上国における実態調査の企画・設計から,統計分析と論文執筆,学術論文公表までの一連の流れを,山野氏の研究経験に基づいて具体的にお話いただきます。
世界一流の研究者が,どのように研究を進めているのかを知ることのできる絶好の機会です。研究者・大学院生をはじめ,意欲的な学部生などの参加をお待ちしています。なお,セミナーは原則として英語で行われます。
- 日時:12月16日(水)−18日(金)
- 会場:農学研究院食資源研究棟 3階セミナー室 (F319)
- 講義は原則英語で行います。
- 参加希望の方は,下記まで前登録をお願いします。
- 農学研究院 食資源経済統計学 中谷朋昭
- 内線3879,Email: naktom2_at_gmail.com(_at_は@で置き換え)
- プログラムと参考文献(必読文献は,事前に目を通してください。)
- 16日 9:30-12:00(セミナー1)
- Agricultural development: new rice technologies(農業開発:最新の稲作技術を例として)
- 16日 13:15-16-15(セミナー2)
- Role of off-farm income in rural development(農村開発における非農業所得の役割)
- (必読)Matsumoto, T., Y. Kijima, and T. Yamano (2006). “The Role of Local Nonfarm Activities and Migration in reducing Poverty: Evidence from Ethiopia, Kenya, and Uganda,” Agricultural Economics, 35 (Supplement): 449-458.
- Otsuka, K., and T. Yamano (2006). “Introduction to the Special Issue on the Role of Nonfarm Income in Poverty Reduction: Evidence from Asia and East Africa,” Agricultural Economics, 35 (Supplement): 393-397.
- (17日 10:30-12:00 学部科目「開発経済学」における講演,農学部S32教室)
- 17日 13:15-16:15(セミナー3)
- Schooling: public vs. private education(教育:公立か私立?)
- (必読)Nishimura, M., and T. Yamano (2013). “Emerging Private Education in Africa: Determinants of School Choice in Rural Kenya,” World Development, 43 (3), 266-275.
- Nishimura, M., T. Yamano, and Y. Sasaoka (2008). “Impacts of the Universal Primary Education Policy on Education Attainment and Private Costs in Rural Uganda,” International Journal of Educational Development, 28: 161-175.
- 18日 9:30-12:00(セミナー4)
- Poverty targeting: from food aid to CCT(貧困対策:食糧援助からCCT)
- 18日 13:15-16:30(セミナー5)
- From research to publication(研究設計から論文発表まで)
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