NMRを測定する友へ

データ処理について

NMR生データを手に入れたら

本学部装置のユーザー向けに作製したTopSpinマニュアル(私家版)をWeb化したものです. 測定データを別のパソコンにインストールした処理ソフトで扱う場合の操作を、ブルカー社TopSpin(process only)を中心に解説します.

基礎知識

主にルーチンなNMR法をオートであるいは自分で測定し構造決定などに使っている人が、よりよいデータを得るために知っておくべき事柄をまとめていきたいと思います。NMR装置の操作の意味や各測定法のパラメータの意味と最適化などについて知り、NMRの性能を100%発揮させよう。

  1. 1H通常測定(NMRの基本原理、CWとFT、パルスシーケンス)
  2. 13C通常測定(complete decoupling)
  3. スピンエコーとPolarization Transfer
  4. DEPTCH, CH2, CH3, C(四級)の区別
  5. 2次元の基礎
  6. COSY、gs-COSY
  7. 異種核相関(CH COSY, COLOC)
  8. インバース測定(HSQC, HMQC, HMBC)
  9. J分解スペクトル
  10. デカップリング、NOE、SPT
  11. NOESY、ROESY
  12. データ処理
  13. NMRで観測対象となる核
  14. 装置・器具・溶媒など
  15. パルスの励起効率

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