研究紹介 †
目次 †
造林学研究室で行っている主な研究分野 †
初めての方はこちらをご覧下さい。私たちが対象としている大まかなテーマがわかります。
森林生理生態学:変動環境に対する森林植物の応答解明 †
個体群動態学:森林の種組成・成長過程の解明、森林性昆虫に対する被食防衛の解明 †
森林繁殖生態学:森林の世代交替に重要な樹木の繁殖特性の検討 †
植物は固着性(ひとたび芽生えるとその個体はその場所から動かない)を特徴とする。樹木は肥大成長(二次成長)を特徴とする多年生植物で、成長点の先端に花が咲くことはない。一般に、100年を超す長寿命の種が多く、まさに風雪に耐えて生きる。このため高い環境適応能力を持つ。この樹木とその集団である森林を対象にした森林の持続的利用に関する研究教育を造林学研究室では行っている。
大学院への進学を考えている方は、研究室で進めている個々の研究課題だけではなく、幅広い意味を持つ「造林学」の現時点での主な研究分野とその進め方に関する情報を、このページを通じて少しでも得て下さい。そして受験前には連絡を下さい(窓口として、まずは澁谷正人へe-mailを下さい。キャンパス地図.pdf)。なお、修士論文のタイトルは研究テーマを選ぶ参考に成ることを期待しています。博士論文のタイトルと所蔵先は、北大図書館の博士論文検索システムによって解ります。
私たちの研究室では、巨大で複雑なシステムを持つ森林を理解するために、群集・個体・個葉の各レベルに注目した研究を進めると伴に、各レベル間の連携(スケーリング)を持ったアプローチ(生理生態、個体群動態、繁殖生態)を進めています。これらによって大きく変動する環境の中で持続的な森林資源の生産と保全に関する造林学的研究を進めています。
発表論文等 †
卒業論文・修士論文・博士論文 †
過去の学位論文のリストです。博士論文の検索
学会発表 †
2024年度 †
2023年度 †
2022年度 †
2021年度 †
2020年度 †
2019年度 †
2018年度 †
2017年度 †
2016年度 †
2015年度 †
2014年度 †
〜2013年度 †
各種表彰 †
2022年度 †
- 第32回森林技術協会学生論文コンテスト(林野庁長官賞). 前田唯眞. 「ブナミトコンドリアゲノムにおける適応的遺伝子と系統地理」
- 第134回日本森林学会大会学生ポスター賞(生理部門). 前田唯眞. 「ブナミトコンドリアゲノムにおけるアミノ酸変異と呼吸特性」
2017年度 †
- Best Poster Award (International Conference on “Ozone and Plant Ecosystems” 2018), Florence, Italy, 菅井徹人, Effects of ozone on two larch species treated with ammonium sulfate or salt loading.
2016年度 †
- 第128回日本森林学会大会学生ポスター賞(生理部門). 和田尚之. 「ブナ花成のエピジェネティック制御 –DNAメチル化の決定時期と養分の影響–」
2011年度 †
- Hoshika Yasutomo; Effects of ozone on stomatal response for Fagus crenata grown under free air ozone exposure. Excellent Poster Award, ISAM 2012, March 2012, Osaka.
- Sato, K. , Makoto, K., Shibuya, M., Koike, T.;Effect of understory vegetation on different successional groups of seedlings regenerating in a deciduous broad-leaved forest after a surface fire.The 59th of Annual Meeting of Ecological Society ofJapan. Otsu, Japan. March, 2012. ポスター賞(優秀賞)受賞.
- Novriyanti, Eka;Best Presentation Award. Hokkaido University G-COE RA Program. Sapporo, Japan, March 13th, 2012.
2010年度 †
- 小林真?;極東ロシアの山火事跡地において炭が制御する実生の更新。第57回日本生態学会優秀ポスター賞受賞,2010年3月16日 東京(駒場)
2008年度 †
- 金容ソクKim YS; 変動環境下における森林土壌からの温室効果ガス(CO2, CH4及びN2O)放出量の解明 1.地表火が森林土壌からの温室効果ガス発生に与える影響.北海道大学グローバルCOE-RA合同成果報告発表会.優秀研究賞.2009年3月日本札幌.
2006年度 †
- 第54回日本生態学会大会ポスター賞(優秀賞:遷移・更新部門). 飯島勇人・澁谷正人. 「倒木上でのエゾマツおよびトドマツの発芽に倒木上の環境条件が与える影響」
- 第17回森林技術協会学生論文コンテスト(日本森林技術協会理事長賞). 富田基史. 「亜高山性針葉樹林におけるエゾマツの花粉動態と繁殖に影響する局所的な林分構造」
2005年度 †
- 第16回森林技術協会学生論文コンテスト(日本林学会会長賞). 大沼直樹. 「風害後50年間の落葉広葉樹林の林分回復過程」
2004年度 †
- 第15回森林技術協会学生論文コンテスト(日本林学会会長賞). 関根加奈子. 「イタヤカエデの性表現と結実」