ブラウザのマージンを指定する(CSS)
margin: *px ....;
 このプロパティは、全てのタグ(要素)に適用できます。ただし、table要素、caption要素以外の表関連要素には適用できません。

 margin は、上下左右のマージンを指定するプロパティです。このプロパティを<body>タグ(要素)に設定すると、ページ全体の上下左右のマージンをまとめて指定できます。

 body { margin:2px 4px 2px 4px; }  .mar24 { margin:2px 4px 2px 4px; }
プロパティ名説  明
margin 数値+単位(px 等) or パーセント マージンの大きさを指定
* 値には auto(自動)を指定することもできます。
 指定方法
 次の4タイプの指定方法があります。それぞれの値は、半角スペースで区切ります。
@ margin: 2px; … 「上下左右」をまとめて指定
A margin: 2px 3px; … 「上下」と「左右」を指定
B margin: 2px 3px 4px; … 「上」、「左右」、「下」を指定
C margin: 2px 3px 4px 5px; … 「上」、「右」、「下」、「左」を指定(時計回り)
* 左右のマージン指定など、一部分を指定する場合は、「マージン指定(個別)」を参照して下さい。
 パディングについて
 body { } や <body>タグにマージンを設定する場合は、同時に padding: 0; を指定して下さい。(一部のブラウザで余白の大きさが異なってしまうため)
body { margin: 5px; padding: 0; }

 ★ 使用例とブラウザでの表示 (a2-1)スタイルシートの書き方(基本)は、こちら です。
設定例 : body { margin: 0; padding: 0; color: black; backGround-color: pink; }
.marAll { margin: 0; padding: 0; color: snow; backGround-color: plum; }
使 用 例   ブラウザの表示
<body>
□@ページ全体の指定□◇□◇□◇□
<div class=marAll>
■Aページの一部に指定◆■◆■◆■<br>
■Aページの一部に指定◆■◆■◆■</div>
□@ページ全体の指定□◇□◇□◇□
</body>
□@ページ全体の指定□◇□◇□◇□
■Aページの一部に指定◆■◆■◆■
■Aページの一部に指定◆■◆■◆■
□@ページ全体の指定□◇□◇□◇□
※ @が body { } の働いている部分です。
※ Aが .marAll { } の働いている部分です。マージン設定と文字の表示位置との関係を分かりやすくするため、背景色も設定しています。

関連するページ
CSS スタイルシートマージン指定(Box):ボックスのマージン(外側の余白)を指定する
HTML タグページ マージン指定:ブラウザのマージンを指定する

上下左右のマージンを個別に指定する(CSS)
margin-top: *px;
 このプロパティは、全てのタグ(要素)に適用できます。

 margin-top は、上下左右のマージンを指定するプロパティです(top の部分には、right、bottom、left が入ります)。このプロパティを<body>タグ(要素)に設定すると、ページ全体の上下左右のマージンを指定できます。

 body { margin-top: 5px; margin-right: 8px; margin-bottom: 5px; margin-left: 8px; }
 .mar5-8 { margin-top: 5px; margin-right: 8px; margin-bottom: 5px; margin-left: 8px; }
プロパティ名説  明メ モ
margin-top 数値+単位(px 等)
or パーセント
上のマージンを指定 上下左右の指定順は任意です。
マージンをまとめて指定する場合は、時計回りで指定するので、その順番にしています。
margin-right右のマージンを指定
margin-bottom下のマージンを指定
margin-left左のマージンを指定
* 値には auto(自動)を指定することもできます。
* 2行目以降を1文字空けるなどの文字下げに使う場合は、文字のポイントに合わせ 12pt 15pt などと、ポイント数で指定すると分かりやすくなります。
* 上下マージンを2ピクセル、左右をマージンを10パーセントで指定する場合は、次のようになります。(文の途中に注釈文を挿入する場合などに使われています。)
.marCom { margin-top: 2px; margin-bottom: 2px; margin-left: 10%; margin-right: 10%; }
* 上下左右のマージンをまとめて指定する場合は、「マージン指定(一括)」を参照して下さい。
 パディングについて
 body { } や <body>タグにマージンを設定する場合は、同時に padding: 0; を指定して下さい。(一部のブラウザで余白の大きさが異なってしまうため)
 body { margin-left: 5px; padding: 0; }

 ★ 使用例とブラウザでの表示 (a2-2)スタイルシートの書き方(基本)は、こちら です。
設定例 : body { margin-left: 15px; margin-right: 15px; padding: 0;
color: black; backGround-color: pink; }
.mar15 { margin-left: 15px; margin-right: 15px; padding: 0;
color: snow; backGround-color: plum; }
使 用 例   ブラウザの表示
<body>
□@ページ全体の指定◇□◇□
<div class=mar15>
■Aページの一部に指定■<br>
■Aページの一部に指定■</div>
□@ページ全体の指定◇□◇□
</body>
□@ページ全体の指定◇□◇□
■Aページの一部に指定■
■Aページの一部に指定■
□@ページ全体の指定◇□◇□
     の部分が全体の表示領域です。
※ @が body { } の働いている部分で、全体の表示領域と背景色がピンク色の部分との隙間が15ピクセルに設定されます。
※ Aが .mar15 { } の働いている部分で、背景色がピンク色の部分とプラム色の部分との隙間が15ピクセルに設定されます。

スクロールバーの色を変える(CSS)
scrollbar-base-color: #ffffff;
 このプロパティは、body(または html) タグ(要素)やtextareaタグ(要素)に指定します。

 scrollbar-***-color は、スクロールバーの色を指定するプロパティです(*** の部分には、base、face、track、arrow、3dLight、highLight、shadow、darkShadow が入ります)。
 このプロパティを<body>(または<html>) タグ(要素)に設定すると、ページ全体のスクロールバーの色を変更できます。

■基本色だけで指定する場合
body { scrollbar-base-color: blue; }  .scroll { scrollbar-base-color: seagreen; }
■細かく設定する場合
body { scrollbar-face-color: #ffbc60; scrollbar-track-color: #fff8dc;
scrollbar-arrow-color: white; scrollbar-3dlight-color: #ffebcd;
scrollbar-highlight-color: #fff8dc; scrollbar-shadow-color: #d2691e;
scrollbar-darkshadow-color: #8b0000;
} 《オレンジ色になります》
プロパティ名説  明メ モ
scrollbar-base-color: カラーコードや
カラーネームで
指定します。

色の指定は、
こちら をご覧
下さい。
基本色を指定一括指定
scrollbar-face-color ボタン部分を指定セットで指定
scrollbar-track-colorレール部分を指定
scrollbar-arrow-color矢印を指定
scrollbar-3dLight-color 外側のハイライトを指定
scrollbar-highLight-color 内側のハイライトを指定
scrollbar-shadow-color内側の影を指定
scrollbar-darkShadow-color外側の影を指定
 指定する場合の留意点
■ <body>タグ(要素)と<html>タグ(要素)
 DOCTYPE宣言(表示モード)が「互換モード」の場合は<body>タグ(要素)に指定しますが、「標準モード」の場合は<html>タグ(要素)に指定します。
■ インラインフレーム(<iframe>)のスクロールバー
 インラインフレームのスクロールバーは、そのフレームに読み込まれるページの<body>(または<html>) タグ(要素)に指定します。
■ テキストエリア(<textarea>)のスクロールバー
 ページのスクロールバーの色を指定するとテキストエリアのスクロールバーにも適用されます。テキストエリアのみを通常の色にしたい場合は、<textarea>タグ(要素)に transparent; を設定します。以下は、<textarea>タグに style 属性を追加し、指定するときの記述例です。
<textarea style="scrollbar-base-color:transparent; scrollbar-arrow-color:transparent;">
全体の配色が悪いと、スクロールバーのつまみの部分が分かりにくくなります。スクロールバーのつまみ部分は、判別しやすい色を使いましょう。
この属性は、Internet Exp. が独自に拡張した機能で、Internet Exp. 以外では Opera など特定のブラウザに限定されます。

 ★ 使用例とブラウザでの表示 (a2-3)スタイルシートの書き方(基本)は、こちら です。
設定例 : .b-khaki { scrollbar-base-color: khaki; }
.b-azami { scrollbar-base-color: thistle; }
.f-green { scrollbar-face-color: #bbffbb; scrollbar-track-color: #99cc99;
scrollbar-arrow-color: black; scrollbar-3dlight-color: #e6ffe6;
scrollbar-highlight-color: #ccffcc; scrollbar-darkshadow-color: #336633;
scrollbar-shadow-color: #66cc66;
}
使 用 例   ブラウザの表示
★<body>タグに設定する場合
<html><body class=b-khaki>
<textarea cols=35 rows=3> 枯葉(カーキ)色
</textarea></body></html>
★<textarea>タグに設定する場合
<html><body>
<textarea cols=35 rows=3 class=b-azami>
薄紫(アザミ)色</textarea></body></html>
★<iframe>タグを使用する場合
メインページ:index.html
<html><body>
<iframe src="example.htm" height=180
 width=280>〜</iframe></body></html>
読み込まれるページ:example.htm
<html><body class=f-green>
ここに、本文が書かれています。
</body></html>
このプロパティは、Internet Exp.の独自拡張機能です。
※ スクロールバーの色変更は、ページの表示モードにより body タグ(要素)か html タグ(要素)に書くことになっていますが、双方に指定しておけば「表示モード」に関係なく適用できます。
※ body と html の双方に指定する場合は、ピリオド型のシート名にして、<body>タグと<html>タグに class="" 属性を追加し、そのシート名を記述して下さい。タグ適用型のスタイルシート名( body { } や html { } )にすると両方に同じことを書かなければなりません。
Opera について
※ スクロールバーの色変更は、Internet Exp. 独自のプロパティですが、Opera は <body>タグ(要素)に指定すると機能します。Opera を使用している場合は、こちらで確認して下さい。

関連するページ
CSS スタイルシートテキストエリアのスクロールバー:テキストエリアのスクロールバーの色を変える
HTML タグページ 表示モード:ブラウザの表示モード(標準モードと互換モード)
InstancePage(参考)実例:スクロールバーの色を変える(Operaの実例)

カーソルの形を変更する(CSS)
cursor: auto;
 このプロパティは、全てのタグ(要素)に適用できます。

 cursor は、カーソルの形を指定するプロパティです。

 .curAut { cursor:auto; }
 カーソルの種類
* 「表示例」のセル内にカーソルを合わせると、カーソルの形を表示します。(パソコンの環境により、カーソルの形は異なる場合があります)
プロパティ名表示例説  明
cursor auto auto:例 状況に応じて自動選択(初期値)
default default:例 デフォルト
pointer pointer:例 リンク
crosshair crosshair:例 十字
move move:例 移動
text text:例 テキスト
wait wait:例 処理中
help help:例 ヘルプ
n-resize n-resize:例 上リサイズ
e-resize e-resize:例 右リサイズ
s-resize s-resize:例 下リサイズ
w-resize w-resize:例 左リサイズ
ne-resize ne-resize:例 右上リサイズ
se-resize se-resize:例 右下リサイズ
sw-resize sw-resize:例 左下リサイズ
nw-resize nw-resize:例 左上リサイズ
url(URI) url:例 オリジナルカーソル
※ オリジナルカーソルは、Internet Exp.6 以降と Firefox で対応しています。
 独自拡張のカーソル
 独自拡張となりますが、以下の値を指定することもできます。(Internet Exp.6 以降と Firefox で対応)
プロパティ名表示例説  明
cursor col-resize nw-col-resize:例 左右リサイズ
row-resize row-resize:例 上下リサイズ
all-scroll all-scroll:例 上下左右スクロール
not-allowed not-allowed:例 不可
no-drop no-drop:例 ドロップ不可
progress progress:例 処理中
vertical-text vertical-text:例 縦書テキスト
 オリジナルカーソルについて
 独自の画像をカーソルとして使用できます。
 ■指定方法
 cursor: url(example.cur), text;
* url( ) … ( ) 内に、カーソルとして使用する画像ファイルを指定します。
オリジナルカーソルが表示できない場合に備え、カンマ( , )に続けて任意のキーワード(default や pointer など)を指定しておきます。(上記の例では text を指定しています)
 ■カーソルの候補
 cursor: url(example.cur), url(example.gif), auto;
* 上記のように、カンマ( , )で区切り複数のカーソル候補を設定しておくこともできます。この場合、ユーザーの環境で利用できる形式の画像が使用できます。(先に指定したものが優先されます)
 ■対応ブラウザ
* オリジナルカーソルは、Internet Exp.6 以降と Firefox で対応しています。(Firefox はバージョン1.5から対応しているようです)
未対応ブラウザの場合は、url(***) の指定があると最後のキーワードも無視されてしまうようです。
 ■ファイル形式
* カーソルに使用できるファイル形式は、Internet Exp. の場合はカーソル(*.cur)とアニメーションカーソル(*.ani)だけです。Firefox の場合は、GIF や JPEG、PNG なども使用できるようです。
カーソル用の画像(*.cur、*.ani)を作成するには、アイコン作成ソフトなどが必要になります。
カーソル形状の変更を嫌う人もいるので、この指定を行う場合は部分的な使用に留めて下さい。
参考オリジナルカーソルの作成ソフト
※ オリジナルカーソルは、「Cursor FX」で作成できます。このソフトは日本語対応ですが有料です。
ダウンロードは、こちらのページです。

 ★ 使用例とブラウザでの表示 (a2-4)スタイルシートの書き方(基本)は、こちら です。
設定例 : .cuWait { cursor: wait; }   .cuHelp { cursor: help; }
.cuUrl { cursor: url(face.gif), pointer; }
使 用 例   ブラウザの表示
<body>
<span class=cuWait>お待ち下さい。</span><br>
<a href="index.htm" class=cuHelp>ヘルプ</a><br>
<img src="face.gif" alt="[顔]" width=45 height=50 class=cuUrl><br>
</body>
お待ち下さい。
ヘルプ
[顔]
※ Firefox は、gif 形式のファイルをオリジナルカーソルとして表示します。

マージン指定(一括) マージン指定(個別) スクロールバーの色カーソルの形 ページ全般css リファレンス へ