インラインフレーム(iフレーム)の基本
<iframe src="">

 <iframe>タグを指定すると、ページ内の好きな場所にフレームを表示できます。
<iframe>タグは、DOCTYPE宣言が Strict の場合には使用できません。<iframe>タグを使用する場合は、DOCTYPE宣言Transitional にして下さい。

 <iframe src="ifexample.htm"></iframe>
 ■通常のフレームとインラインフレームの違い
iフレーム通常のフレーム* <frameset>タグで作る通常のフレームの場合
上下左右に画面を分割し、その中に「別の文書」を読み込みます。
* <iframe>タグで作るインラインフレームの場合
ページ内の好きな場所にフレーム領域を作り、その中に「別の文書」を読み込みます。
 通常のフレームは2種類のタグ(<frameset>、<frame>)を使用しますが、インラインフレームの場合は、<iframe>タグを好きな場所に記述するだけで指定できます。
 また、通常のフレームでは<body>タグを使用しませんが、インラインフレームは<body>タグに囲まれた部分で使用します。

関連するページ
HTML タグページ DocType宣言:DOCTYPE宣言

(iフレームの設定) * * 次へ 最後へ
インラインフレームを作る
<iframe src=""><iframe width="" height=""><iframe name="">
<iframe frameborder=0><iframe scrolling="">
<iframe marginWidth="" marginHeight="">
<iframe allowTransparency="true">

 <iframe>タグに src="" を追加すると、インラインフレームに読み込むページを指定できます。

 <iframe src="ifexample.htm"></iframe>
src="" 読み込むページの文書名を指定
読み込む文書名の指定は、「パス(URL)の指定方法」のページを参考にして下さい。パスの指定方法
 ■<iframe>未対応ブラウザでの表示
 <iframe src="ifexample.htm">
  未対応ブラウザで、フレームの代わりに表示する内容を記述
 </iframe>
* 未対応ブラウザでは、<iframe>タグに囲まれた内容を表示します。<iframe>タグに対応しているブラウザでは、この部分は表示されません。

** <iframe>タグ(基本設定)の使用例は、 こちら のページをご覧下さい。**

関連するページ
Utilety Page (参考)パスの指定方法:「パス(URL)の指定方法」へ

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インラインフレームのサイズを指定する
 <iframe>タグに width=""height="" を追加すると、インラインフレームの大きさを指定できます。

 <iframe src="ifexample.htm" width="250" height="100"></iframe>
width="" フレームの幅をピクセル数かパーセントで指定
height="" フレームの高さをピクセル数かパーセントで指定
この指定内容は、スタイルシートで代替えできます。

** <iframe>タグ(width、height)の使用例は、 こちら のページをご覧下さい。**

関連するページ
CSS スタイルシートiフレームのサイズ指定:インラインフレームの大きさを指定する

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インラインフレームにフレーム名を付ける
 <iframe>タグに name="" を追加すると、インラインフレームに名前を付けることができます。

 <iframe src="ifexample.htm" name="ifMain"></iframe>
name="" 任意のフレーム名を指定
※ フレーム名には、アルファベットで始まる半角英数字(一部の記号も使用可)で指定します。
フレーム名に使用できる記号は、ハイフォン( - )、アンダーバー( _ )、コロン( : )、ピリオド( . )の4つです。
※ このフレーム名は、リンクに target属性を指定する場合や、formの送信で target属性を指定する場合に使用します。

** <iframe>タグ(name)の使用例は、 こちら のページをご覧下さい。**

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インラインフレームの境界線を消す
 <iframe>タグに frameborder=0 を追加すると、インラインフレームの境界線を消すことができます。

 <iframe src="ifexample.htm" frameBorder="0"></iframe>
frameBorder="" "0":境界線を消す
"1":境界線を表示(初期値)
スタイルシートを使用すると、境界線のタイプや色を指定できます。

** <iframe>タグ(frameBorder)の使用例は、 こちら のページをご覧下さい。

関連するページ
CSS スタイルシートiフレームの境界線:インラインフレームの境界線を指定する

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スクロールバーを指定する
 <iframe>タグに scrolling="" を追加すると、スクロールバーの「表示」 「非表示」を指定できます。

 <iframe src="ifexample.htm" scrolling="no"></iframe>
scrolling="" "yes"常にスクロールバーを表示
"no"スクロールバーを表示しない
"auto" 必要に応じてスクロールバーを表示(初期値)
スクロールバーを消すと、ページの内容やパソコンの環境によって、ページの一部が見られなくなる場合もあります。
※スタイルシートを使用すると、スクロールバーの色も指定できます。

** <iframe>タグ(scrolling)の使用例は、 こちら のページをご覧下さい。**

関連するページ
CSS スタイルシートスクロールバー(iフレーム):スクロールバーの色を変える(iフレーム)

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枠と表示内容の間にマージンを指定する
 <iframe>タグに marginWidth=""marginHeight="" を追加すると、フレーム枠と表示内容との間にマージンを設定できます。

 <iframe src="ifexample.htm" marginWidth="15" marginHeight="10"></iframe>
marginWidth="" 左右のマージンをピクセル数で指定
marginHeight="" 上下のマージンをピクセル数で指定
この指定内容は、スタイルシートで代替えできます。
注意: マージン設定について
※ 「インラインフレームに読み込むページ(<iframe src="">で指定したページ)」の<body>タグに、マージン(leftMargin(marginWidth)=""topMargin(marginHeight)="")を指定すると、そのマージン指定が優先します。

** <iframe>タグ(marginWidth、marginHeight)の使用例は、 こちら のページをご覧下さい。**

関連するページ
CSS スタイルシートiフレームのマージン:インラインフレーム内のマージンを指定する

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インラインフレームの背景を透明にする
 <iframe>タグに allowTransparency="true" を指定すると、インラインフレームの背景を透明にできます。
* この指定をすると、メインページで設定した背景(背景色や背景画像)がインラインフレームにも反映されます。

 <iframe src="ifexample.htm" allowTransparency="true"></iframe>
allowTransparency="" "true"背景を透過(透明に)する
"false"背景を透過(透明に)しない(初期値)
この属性は Internet Exp.の独自拡張機能で、HTML4.01では定義されていません。
※ 透過の指定を有効にするには、同時に以下の指定を行っておく必要があります。
 ■インラインフレームに読み込まれるページの指定
 インラインフレーム内に表示されるページの<body>タグに、スタイルシートで次のように指定します。
 <body style="background-color: transparent;">
属性 background-color背景色を指定するプロパティ
transparent透過を指定
 スタイルシートを使わない次の指定方法もあります
 <body bgColor="transparent">
 この指定方法は Internet Exp. 以外では対応していません。FirefoxOpera などでは「意図しない背景色」で表示される事があります。(transparent が不正なカラーネームとして認識するようです)
allowTransparency属性は、Internet Exp.5.5以降で対応しています。

** <iframe>タグ(allowTransparency)の使用例は、 こちら のページをご覧下さい。**

関連するページ
CSS スタイルシートiフレームの背景色:インラインフレーム内の背景色を指定する
CSS スタイルシートiフレームの背景画像:インラインフレーム内の背景に画像を使う
CSS スタイルシートiフレームの背景透過:インラインフレーム内の背景を透過する

(iフレームに並ぶ文字) * * 次へ 最後へ
インラインフレームに並ぶ文字の位置を指定する
<iframe src="" align="" >
<iframe src="" vSpace="" hSpace=""><br clear="">

 <iframe>タグに align="" を追加すると、インラインフレームに並ぶ文字の表示位置を指定できます。

 <iframe src="ifexample.htm" align="left"></iframe>
align="" top インラインフレーム横の上部に文字を表示
middle インラインフレーム横の中央に文字を表示
bottom インラインフレーム横の下部に文字を表示(初期値)
left インラインフレームの右側に複数行の文字を表示
right インラインフレームの左側に複数行の文字を表示
この属性は、HTML4.01では非推奨とされています。詳細は、「非推奨タグと非推奨属性」のページをご覧下さい。非推奨タグのページへ
この指定内容は、スタイルシートで代替えできます。
 並ぶ文字の扱いについて
top、middle、bottom の指定では1行しか並べられないのに対して、left、right の指定では複数行の文字を並べることができます。
left、right を指定する場合は、文字の回り込みを終了させるための<br clear>もご覧下さい。
 1行の並びと複数行の違いについて
align="top" を指定してインラインフレームの右側に文字
を並べた場合、<br>タグを使って改行を入れたり、幅いっ
ぱいのところで自動的に改行が入った場合には、改行さ
れた文字はインラインフレームの下に表示されます。
  1行目の文字
改行後の文字
align="right" を指定してインラインフレームの左側に文
字を並べた場合には、改行された文字は左側に置かれ
たまま表示されます。
1行目の文字
改行後の文字 

** <iframe>タグ(align)の使用例は、 こちら のページをご覧下さい。**

関連するページ
CSS スタイルシートiフレームに並ぶ文字:インラインフレームに並ぶテキストの位置(垂直方向)を指定する
CSS スタイルシートiフレームのフロート:インラインフレームのフロート(浮動化)を指定する
Utilety Page (参考)非推奨タグ:「非推奨タグと非推奨属性」へ

(iフレームに並ぶ文字) 先頭へ 前へ 次へ 最後へ
インラインフレームの周囲にスペース(余白)を入れる
 <iframe>タグに vSpace=""hSpace="" を追加すると、インラインフレームの周囲に余白を設定することができます。

 <iframe src="ifexample.htm" vSpace="15" hSpace="15"></iframe>
vSpace=""上下の余白をピクセル数で指定
hSpace=""左右の余白をピクセル数で指定
この属性は、HTML4.01では定義されていません。この指定内容は、スタイルシートで代替えできます。
※<iframe>タグに対するこの属性は、Firefox では対応していません。Firefox にも対応させたい場合は、スタイルシートで指定して下さい。

** <iframe>タグ(vSpace、hSpace)の使用例は、 こちら のページをご覧下さい。**

関連するページ
CSS スタイルシートiフレーム周囲のマージン:インラインフレームの周囲にマージンを入れる

(iフレームに並ぶ文字) 先頭へ 前へ * *
文字の回り込みを解除する
 <br>タグにタグに clear="" を追加すると、文字の回り込みを解除できます。
 <iframe>タグに align属性で left または right を指定している場合に使用します。この clear属性で回り込みを解除すると、それ以降の文字はインラインフレームの下に表示します。

 <br clear="all">
clear="" left インラインフレームの右側にある文字の回り込みを解除
right インラインフレームの左側にある文字の回り込みを解除
all 左右の文字の回り込みを解除
この属性は、HTML4.01では非推奨とされています。詳細は、「非推奨タグと非推奨属性」のページをご覧下さい。非推奨タグのページへ
この指定内容は、スタイルシートで代替えできます。

** <iframe>タグの<br clear>の使用例は、 こちら のページをご覧下さい。**

関連するページ
CSS スタイルシート回り込み解除:回り込みを解除する
Utilety Page (参考)非推奨タグ:「非推奨タグと非推奨属性」へ

インラインフレームを使用したときのリンクの指定方法
<a target="">

 <a>タグに target="" を追加すると、リンクするページの表示ウィンドウ(フレーム)を指定できます。

 <a href="index.htm" target="_top" >リンクボタン</a>
target="" _blank新たにブラウザを立ち上げて表示
_topフレームの分割を廃止して画面全体で表示
_selfリンク元と同じウィンドウ(フレーム)に表示(初期値)
_parent親フレームに表示
ウィンドウ名(フレーム名):任意のウィンドウ(フレーム)に表示
target"_blank" を指定した場合、ユーザーの環境によってはポップアップブロックが機能し、リンク先を表示しないことがあります。
DOCTYPE宣言」が "Strict" の場合は、target属性を使用できません(【HTML4.01】の 1) Strict を参照)。

** インラインフレームを使用したリンクの例は、 こちら のページをご覧下さい。**

関連するページ
HTML タグページ DocType宣言:DOCTYPE宣言

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