改行・スペース・タブの扱いを指定する(CSS)
white-space: noWrap;
 white-space は、全てのタグ(要素)に適用できます。

 white-space は、空白文字類(改行、半角スペース、タブ)の扱いを指定するプロパティです。

 div { white-space: noWrap; }
プロパティ名説  明
white-space normal標準(初期値)
noWrap自動折り返しを禁止する
pre空白文字類を有効にする
 ■normal(標準)
* 連続する半角スペース、改行、タブは、1つの半角スペースにまとめて表示します。
* 横幅いっぱいの所では、自動折り返しが行われます。
 ■nowrap(自動折り返しを禁止する)
* 連続する半角スペース、改行、タブは、1つの半角スペースにまとめて表示します。
* 自動折り返しは行いません。領域の幅を超えたテキストは、はみ出して(または横スクロールで)表示されます。
 ■pre(空白文字類を有効にする)
* 連続する半角スペース、改行、タブは、記述した通りに表示します。
* 自動折り返しは行いません。領域の幅を超えたテキストは、はみ出して(または横スクロールで)表示されます。
整形済みテキスト(空白文字類を有効にする)として表示する場合は、white-spacepre ではなく <pre>タグ(要素)を使用して下さい。

 ★ 使用例とブラウザでの表示 (c4-1)スタイルシートの書き方(基本)は、こちら です。
設定例 : .c4-1 { width: 250px; border: 1px #008080 solid; padding: 4px; margin: 0px 0px 4px; }
.c4-1pre { white-space: pre; }   .c4-1now { white-space: nowrap; }
使 用 例   ブラウザの表示
<div class=c4-1>normal(標準):幅いっぱいのところで折り返しが入ります。</div>
normal(標準):幅いっぱいのところで折り返しが入ります。
<p class="c4-1 c4-1pre">pre:  半角スペース、br
改行、	タブは、記述した通りにbr
表示します。</p>

pre: 半角スペース、 改行、 タブは、記述した通りに 表示します。

br は、文中に改行の入っている箇所です。
<p class="c4-1 c4-1now">nowrap:自動的な折り返しが禁止されます。</p>  

nowrap:自動的な折り返しが禁止されます。

表示モードが「互換モード」の時、"nowrap;" で枠("width:250px;")をはみ出す場合、Internet Exp.は枠を広げて表示し、FirefoxOpera は枠をはみ出して表示します。
padding:4px;margin:0px 0px 4px; は、余白の指定です。

関連するページ
HTML タグページ 表示モード:ブラウザの表示モード(標準モードと互換モード)
HTML タグページ 改行の扱い:改行する、改行させない
HTML タグページ 整形済みテキスト:改行マークや半角スペースなどを表示する

改行の仕方を指定する(CSS)
word-break: normal;
 word-break は、ブロック型のタグ(要素)に適用できます。

 word-break は、テキストの折り返しが行われる際に、単語の途中で改行させるかどうかを指定するプロパティです。

 div { word-break: break-all; }
プロパティ名説  明
word-break normal標準(英語は単語の区切りで改行、日本語は行末で改行)
break-all行末で改行(単語の途中であっても改行させる)
keep-all単語の区切りで改行(単語の途中では改行させない)
* 日本語の場合は、keep-all を指定した場合でも単語の区切りでは改行されません。(読点「、」で区切られるようです)
このプロパティは、Internet Exp.等の独自拡張機能です。CSS 2 では定義されていません。

使用例とブラウザでの表示は、こちら です。

関連するページ
HTML タグページ 改行の扱い:改行する、改行させない

長い英単語の折り返しを指定する(CSS)
word-wrap: normal;
 word-wrap は、ブロック型のタグ(要素)に適用できます。

 word-wrap は、領域内に収まり切らない長い英単語を、幅いっぱいのところで折り返させるかどうかを指定するプロパティです。

 div { word-wrap: normal; }
プロパティ名説  明
word-wrap normal標準(単語の途中で折り返さない)
break-word単語の途中であっても折り返す
normal を指定した場合は、収まり切らない単語は領域をはみ出して表示します。
このプロパティは、CSS 2 では定義されていません。

 ★ 使用例とブラウザでの表示 (c4-3)スタイルシートの書き方(基本)は、こちら です。
設定例 : .c4-3 { width: 200px; border: 1px blue solid; padding: 4px; margin: 0px 0px 4px; }
.c4-3nor { word-wrap: normal; }   .c4-3brk { word-wrap: break-word; }
使 用 例   ブラウザの表示
<p class="c4-3 c4-3nor">normal:<br>
LongWordExampleLongWordExample</p>

normal:
LongWordExampleLongWordExample

<p class="c4-3 c4-3brk">break-word:<br>
LongWordExampleLongWordExample</p>

break-word:
LongWordExampleLongWordExample

表示モードが「互換モード」の時、"normal;" で枠("width:200px;")をはみ出す場合、
Internet Exp.は枠を広げて表示し、FirefoxOpera は枠をはみ出して表示します。
padding:4px;margin:0px 0px 4px; は、余白の指定です。

関連するページ
HTML タグページ 改行の扱い:改行する、改行させない

禁則処理を指定する(CSS)
line-break: normal;
 line-break は、ブロック型のタグ(要素)に適用できます。

 line-break は、禁則処理を指定するプロパティです。

 div { line-break: strict; }
プロパティ名説  明
line-break normal標準(厳密な禁則処理を行わない)
strict厳密な禁則処理を行う
 禁則処理について
 文章の読み易さや見た目を整えるために、括弧や句読点などが行頭や行末に来ることを回避する処理です。
* 行頭禁則文字の例 … 、 。 ) 」 々
* 行末禁則文字の例 … ( 「
※ normal を指定した場合でも、ある程度の禁則処理は行われます。
 ■strict を指定した場合
* strict を指定すると「ッ」や「ぃ」などの小さい文字、「ー」や「…」などの文字が行頭に来なくなります(他にも有るかもしれません)。
このプロパティは、Internet Exp.の独自拡張機能です。CSS 2 では定義されていません。

使用例とブラウザでの表示は、こちら です。

改行・スペース・タブ改行の仕方 英単語の折り返し禁則処理の指定 改行の扱いcss リファレンス へ