本研究ユニットは北方生物圏フィールド科学センター植物園と総合博物館に所属する教員によって構成されています。そのため、所属学生は研究分野、指導教官に応じて、どちらかの施設を主たる研究室として利用しています。ゼミなどの実施場所は、発表者や施設の利用状況によってお互いの施設を行き来しており、コミュニケーションが図られています。

 

 

総合博物館 北区北10条西8丁目

 総合博物館は北大キャンパスの中、中央道路に面した理学部本館にあります。学生の研究室は、総合博物館2階の標本庫隣にあり、標本利用の上で極めて恵まれた環あります。総合博物館の標本庫には、戦前から戦後にかけての20万点を超える標本が保管されており、北海道・千島列島・サハリンの植物標本が充実しています。
 研究室は総合博物館内の昆虫体系学分野の学生とも共有するスペースとなっており、分野を超えた研究には最適の環境といえます。

総合博物館

博物館学生室

博物館標本庫

植物園 中央区北3条西8丁目

 植物園は北大キャンパスの南、道庁の西側に位置し、昔の面影を残す樹林の一画にあります。学生の研究室・実験室は、植物園管理棟1階にあります。研究室の隣には植物園の図書室、標本庫があり、利用しやすい環境になっています。植物園の標本庫には約5万点の標本がありますが、園内の生きた植物に囲まれて研究を進められることも恵まれた環境といえます。園内の苗圃やビニールハウス、池などを利用して育成や実験を行っている学生もいます。

 園内には、植物園の設立者で、初代植物園長である宮部金吾博士の遺品を保存する宮部記念館があり、氏のノートやメモなどを利用することもできます。博物館の収蔵庫には開拓使が内国勧業博覧会や万国博覧会に出品するために製作した材鑑標本などの歴史資料も残されています。

植物園

植物園

植物園学生室