カナダ南部(ビリティッシュコロンビア州)の安定状態に近い亜高山帯林の林分構造とその動態 現在までspruce-fir林の動態研究は数多く行われているものの、相反する仮説が挙げられており、 2種の遷移的関係ははっきりしていない。 というのも撹乱の影響が強いこと、受けている撹乱の規模等が様々であることから混乱している。 そこで2種の遷移関係をはっきりする為、大規模撹乱を受けてない林分を設定。 樹齢構造・肥大成長プロセス・空間分布様式からEngelmann spruceとSubalpin fir2種の遷移的関係を明らかにする。
本論文の結果は問題がある。 そもそもspruceの個体数がfirに比べて随分少ない為、2種の遷移関係を明らかにするまでには至っていない。 そういう意味では設定林分に大きな問題がある。 ただ僕自身の修論、修論で用いる研究方法などをみなさんに理解してもらうという点では、 良い材料になると思われるので、敢えて紹介させていただきます。