今週は久々の2本立てです。
Mast seeding in perennial plants: Why, How, Where? †
- 日時:11月25日(金) 13:00-
- 場所:N229
- 発表者:渋谷先生
発表文献 †
- 雑誌:Annu. Rev. Ecol. Syst. 33: 427-447. 2002.
- 著者:Kelly and Sork.
Monitoring the expression profiles of 7000 Arabidopsis genes under drought, cold and high-salinity stresses using a full-length cDNA microarray †
- 日時:11月25日(金) 13:00-
- 場所:N229
- 発表者:林登志郎
発表文献 †
- 雑誌:The Plant Journal.31(2002): 279-292.
- 著者:Motoaki Seki, Mari Narusaka, Junko Ishida, Tokihiko Nanjo, Miki Fujita, Youko Oono, Asako Kamiya, Maiko Nakajima, Akiko Enju, Tetsuya Sakurai, Masakazu Satou, Kenji Akiyama, Teruaki Taji, Kazuko Yamaguchi-Shinozaki, Piero Carninci, Jun Kawai, Yoshihide Hayashizaki and Kazuo Shinozaki.
Abstract †
この研究では、代表的なモデル植物であるシロイヌナズナと、遺伝子発現の解析方法の1つであるマイクロアレイを用いて、
7000もの遺伝子の発現解析を行っている。この文献は、以前紹介した文献(6/26)と全体的な流れは同じである。
遺伝子発現のデータが蓄積されることで、植物の成長・ストレス応答などの多くの重要な工程に関連する遺伝子を同定することが可能となる。さらに、それらを応用することで、植物が持っている重要な機能の分子機構を明らかにすることができる。
この研究の目的は、これらの遺伝子の発現パターンを確かめるとともに、ストレスに誘導される新たな遺伝子の探索をすることである。
今回、目的とした遺伝子は、乾燥に誘導される遺伝子、低温に誘導される遺伝子、高塩濃度に誘導される遺伝子である。
乾燥ストレス、低温ストレス、塩ストレスをそれぞれ2、5、10、24時間与えて、「ストレスの種類による遺伝子の発現量の変化」「ストレスを与えた時間による発現量の変化」などを調べている。また、それぞれのストレスの相互関係についても考察している。
コメント †