Weeranuch博士・木村教授が中心となった研究論文がApplied Microbiology and Biotechnology に掲載されました

糖質は構成単糖の数に基づいて単糖〜オリゴ糖〜多糖に大別され,それぞれが異なる機能を有することが明らかにされてきました。例えば単糖やオリゴ糖は甘味や腸内環境を整えるプレバイオティクスとしての機能,多糖は増粘剤などの機能を有することが知られています。一方で,オリゴ糖と多糖の中間のサイズを有する糖質(メガロ糖:構成単糖が10〜200個程度)は合成方法が確立されておらず,その機能が未知の糖質でした。

本論文では世界で初めてとなる,グルコースがα-1,6結合で連結したメガロ糖(イソマルトメガロ糖)の酵素合成方法の開発について報告しています。本論文をきっかけに,オリゴ糖や多糖にはみられないメガロ糖独自の機能が発見されていくことが期待されます。

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