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秋の森でキノコたちに出会う・・・
きのこ巡検2000   イベント・メニューに戻る

2000,10,26−27
於:北海道穂別町周辺




2000年の秋深まった10月26日、27日。
私たちの分野の恒例(になる予定の)キノコ勉強会、通称「きのこ巡検」(第1回目)が行われました。参加者は分野の学生、大学院生とスタッフ。

同定(見分け方)の方法を学び、彼らの生活に思いを馳せ、そしてとにかくキノコに親しみキノコとの出会いを愉しんでしまおうという企画です。

初回の今年は、札幌から車で2時間と少し、穂別町周辺の森を歩いてみることにしました。

はじめ雪がちらついて天気が心配でしたが、その後は暖かい陽も差すなかなかのコンディションとなり、小さな沢沿いを歩くとさまざまなキノコたちが出迎えてくれました。


なぜか手に取ると、それだけで心が躍るキノコ。
ひとを和ませる、不思議な魅力を持っています。
彼らの生活が森のあり方とどう関わっているのか。
漠然とそれを考えるだけでも、楽しいものです。


今回の巡検で出会ったキノコは、ほとんどが腐朽倒木などを生活の場とするものたちで、林床に出るタイプはあまり姿を見せてくれません。もう秋も終わりなのでしょう。
「晩秋」深まっていることを強く感じさせる巡検となりました。
数多く見ることができたのは「エノキタケ」や「ムキタケ」でした。いずれも言わずとしれた優秀な食菌です。天然のエノキタケを初めて見たというメンバーも多く、ついつい収穫に熱が入ります。


キノコの大きな魅力の一つはもちろん「食」。
キャンプの夜の楽しみは、収穫したキノコをふんだんに使った熱い汁をすすり、語り、飲むこと。
身体も心も温まります。
いい時間の中に身をゆだねていると、秋の夜も短いものです。


写真(上・右端)は、穂別町職員の日月(たちもり)さん。北大森林科学科出身で今は穂別町の森林を管理しています。私たちの巡検についてもいろいろとご協力いただきました。森も詳しいけどカヌーが本職(?)で、きちっと決まったアウトドア・スタイルが人気でした。


Phot by Y. Watanabe & T. Yajima


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