レシピ詳細

トマトたっぷりのシフォンカップケーキ  トマトたっぷりのシフォンカップケーキ
 谷口悠子さん(札幌市)

 材料と分量  【4人分】
●トマトジャム(4人分より多めです)
・仁木産トマト 300g(今回はアイコ、シャンディ、キャロルを使用)
・砂糖 90g(トマトの30%重) ※トマトの甘さにより変動
・レモン果汁 15cc
●トマトのコンポート
・白ワイン 100cc
・水 500cc
・砂糖 30g
・ミニトマト 8個
●トマトシフォン
・上記のトマトジャム 30g
・卵白 3個分
・卵黄 3個分
・砂糖 30g
・牛乳 55cc
・薄力粉 25g
・米粉 35g
 ※粉類は合わせてふるいにかけておく
・サラダ油 30g
●ヨーグルトホイップ(8人分)
・生クリーム 100cc
・プレーンヨーグルト 70g
・砂糖 15g
・レモン汁 小さじ1
●トマトのレアチーズケーキ
・クリームチーズ 100g
・生クリーム 100g
・プレーンヨーグルト 50g
・砂糖 20g
・レモン汁 大さじ1/2
・上記のトマトジャム 30g
・ゼラチン 3g
・水 大さじ1/2
●トマトシロップ
・上記のトマトジャム(皮の無いところ) 30g
・水 300cc

 作り方 
① トマトジャムの作成
 トマトは皮ごと粗く刻んだ後、鍋に砂糖、レモン汁とともに入れ煮込む。とろみがついてきたら火を止め冷ます。
② トマトのコンポート
 1.トマトは沸騰水に10秒程度浸し、湯剥きする。
 2.トマト以外の材料を鍋に入れひと煮立ちさせアルコールを飛ばし、トマトを加え2分程度加熱する。汁ごと容器に移し替えて冷蔵庫で冷やす。
③ カップシフォンケーキの作成
 1.きれいなボウルを2つ用意し、一方には卵白と砂糖を、もう一方には卵黄とトマトジャムを入れる。またオーブンは170℃に予熱しておく。
 2.卵白を角が立つまで泡立てる(ボウルをさかさまにしても落ちないくらいに)。
 3.卵黄とトマトジャムを軽く混ぜ合わせ(泡立てる等の必要はない)、牛乳とサラダ油を加えさらに混ぜ合わせる。
 4.3のボウルに予めふるっておいた粉類(薄力粉と米粉)を更にふるいかけながら加え、泡だて器でさっと混ぜ合わせる(混ざったと思ったらすぐに作業を止める)。
 5.4のボウルに2のメレンゲを1/3加え泡だて器でよく混ぜ合わせ、残りのメレンゲも加えゴムべらで泡を潰さないように混ぜ合わせる。
 6.紙製のカップに入れ、170℃のオーブンで40分焼く(途中焦げるようならアルミ箔で覆う)。竹串を刺して生の生地が付いてこないか確認し、焼けていたら30cmの高さから一度落とす。
 7.冷めたらカップ状にくりぬく(目安はふちが1cm程度)。
④ トマトシロップの作成
 鍋に材料を全て入れひと煮立ちさせる。
⑤ トマトのレアチーズケーキ作成
 1.ゼラチンは水でふやかし、電子レンジ500wで20秒程度加熱し完全に溶かしておく。
 2.クリームチーズと砂糖を練るように混ぜ合わせ、そこにゼラチン以外の材料を全て加えさらに混ぜ合わせる(ミキサーやフードプロセッサーを使えば楽です)。
 3.2に1を加えさらに混ぜ合わせる。
⑥ ケーキ部分の作成
 くり抜いたシフォンカップの内面にトマトシロップを塗り、底にトマトジャム(適量)を加え、その上からレアチーズケーキを上面ギリギリまで流し入れ2,3時間冷やす。
⑦ ヨーグルトホイップの作成
 材料をボウルにいれ泡だて器で角が立つまで泡立てる。
⑧ トッピング
 ⑥にヨーグルトホイップとトマトのコンポート、トマトジャムを飾る。今回は最後にミントの葉を載せてみました。

 アピールポイント 
 初めまして。仁木町を拠点に活動を行っている北海道大学地域土着型サークル『いなかっぺ』の広報担当の谷口と申します。
 現在の仁木町を支える産業と言えばトマト。私はそこまでトマトが好きではなかったのですが、昨年仁木町で食べたトマトが美味しくて今では大好物の一つになりました。
 しかし札幌など町外に住む人にとって「仁木=果物の町」というイメージが強く、トマト作りが盛んと知っている人はごく僅かかと思います。そこで今回私は“この美味しいトマトをぜひ多くの人に知ってもらいたい。そして多くの人に仁木町という町に興味を持ってもらいたい”という思いより、トマトをふんだんに使用したレシピで応募させていただきました。
 形状は規定に従ってカップ。しかし普通のカップをそのまま使用したのでは面白みがないなということで、シフォン生地のカップケーキをくり抜き、ケーキ自体をカップにしてしまいました。
 またあえて外側から中身が想像できない構造にし、実際食べてみないと中身なんてわからない(=実際仁木に行ってみないと分からない魅力がいっぱいある)と気付いてもらえたらなーと思っております。
 ケーキそのものはトマトの味をわかりやすいようにと、その他の素材はあっさりめのレモン風味のクリームチーズやヨーグルトを使用させていただきました。
 スイーツとしてはまだまだ嫌煙されがちなトマトですが、このような食べ方もありだということを多くの人に知ってもらい、手軽に仁木のトマトのおいしさを味わってもらえたらなと願っております。

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