レシピ詳細

シリパ岬に沈む夕日  シリパ岬に沈む夕日 
 奈良泰将さん(札幌市)

 材料と分量  【4人分】
●外側葛餅
・葛粉 40g
・上白糖 30g
・蜂蜜 大さじ2
・レモン水 大さじ1
・水 300cc
●トマト葛餅
・葛粉 50g
・蜂蜜 大さじ4
・レモン水 大さじ1
・トマトジュース 300cc
・生姜汁 小さじ1

 作り方 
① トマト葛餅の葛粉をボウルに入れ、トマトジュースを少しずつ入れながらだまにならない様に泡立て器でゆっくりとかき混ぜ、残りの材料を全て入れ良くかき混ぜる。
② 茶こしでこしながら、平らな鍋に入れる。
③ 中火でへらでかき混ぜ、葛の塊が出来始めたら弱火にし艶が出るまで(概ね7分程度)練る。
④ 粗熱が取れたら濡らしたスプーンで50g程度に切り分け、ラップにくるみ丸く絞るように包み込み、氷水に入れ冷やす。
⑤ 外側葛餅の材料を①②手順同様に行う。
⑥ 中火でへらでかき混ぜ、塊が出来始めたら弱火にし透明になるまで(概ね12分程度)練る。
⑦ プリン容器くらいの大きさのカップに、ラップを大きめに切り敷き詰める。
⑧ 粗熱が取れた⑥を、大さじ2杯分程度を容器の中に入れ、トマト葛餅が中心になるように入れる。更にそのうえに大さじ1杯分を入れ、ラップにくるみ丸く絞るように包み込み、氷水に入れ冷やす。

 アピールポイント 
 今回作るにあたってスイーツではあるが、野菜というトマト本来の味を壊さない様に考えました。また余市のトマト品種は桃太郎と元々が甘いため、関見部分についてはあまり和菓子では使われない蜂蜜を使用しております。トマトと言えば夏野菜でもあり、何より余市と言えば海の景色も有名です。外側を雲・中心を太陽として岬に沈む夕日に見立てています。カラーとしても清涼感溢れる太陽とトマトのイメージになっています。
 レシピを作成する際の一つの作業工程についてはほぼ同様の材料を使うことにより、同様の手順で行える様にしましたまた親子で一緒に楽しみながら、簡単に作れるように考えています。食感部分では変化を出す為に内側のトマト葛餅は硬め、外側は水の比率を変え柔らかめになるようにしています。またフレッシュのトマトで試作した際に、通常売っているトマトでは青臭さが出てだめだったため、夏以外でも通年使えるものとしてトマトジュースを選び作りました。余市のトマトジュースでなければ、作る事が出来なかったちょっと風変わりなスイーツになっています。

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