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1993年に信山社サイテックから発行されました。

    内容の概略。

 表紙(福井市,朝倉氏遺跡付近)のような,野生草花の咲く景観をつくるために,畦畔に咲くたくさんの自生種の種子発芽特性を調べました。

それらの情報から,
・人工的に増殖するための方法を示すことができました。

・野外ではどのような時期に発芽するのかを推測でき,またそれを実際に確認もしました。

・いくつかの種については,実際に苗を作って,畦畔や圃場に移植・導入して,定着することを確認しました。

・導入・定着の後は,植物の生活史に応じて,目標種にはダメージを与えにくく,その他の雑草にはダメージを与えるような時期に刈取り管理を実施し,個体群を維持しました。


私の学位論文にいくつかの情報を付け加えたもので,分かりよいとは言えませんが,内容的には非常に有用な知見を含んでいると思っています。

ただ,残念なことに現在では古本屋でしか入手できません。