第2回GM作物対話フォーラム in 札幌

 まだ小学校が冬休みということもあり、今回は、子供クッキング教室と同時開催し、小さなお子さんのいるお母さん方を中心に17名が参加して下さいました。

 松井さんからの話題提供は、「私たちの食卓(食物)は世界中の田畑とつながる。子供たちの未来・地球上のみんなと環境ということを意識しながら、GM作物・技術について考えよう」という視点から、技術や生産・流通状況に関する基本的な情報提供が行われました。(話題提供の内容についてはここを参照。・・・PDFファイルで保存してあります)

 コープさっぽろ(札幌地区)では2回目の対話フォーラムとなりますが、全員がはじめての参加でした。松井さんからの話題提供に基づき、日常の問題関心に基づいて、質問や意見を出されていたようすです。

 出された質問は、主に1)食品としての安全性。2)大学等でのGM技術の研究状況や企業との関係、3)なぜここまで遺伝子組換え技術が問題となってきたのかという点でした。

 意見としては、「遺伝子組換え技術をすべて否定するという考え方から、医学的な利用や研究の大切さについて考えるようになり、自分でも様々な情報を集めていきたい」、「21世紀は「倫理」の世紀であり、いかに有効に技術を使っていくのか考えたい」というように、科学技術としてのGM技術を全面的に否定するのではなく、自身でも情報をつかんで考えてみたいという意見が多くみられたほか、研究は大切だと思うが、でも食べるものについては「自然」なものがよいという意見がだされました。


(対話フォーラムでは、お互いを「○○さん」と呼び合うことにしています。)





  日 時: 2007年1月16日(火)  10:00〜12:30

  会 場: コープさっぽろ 北12条店

  主 催: JST/RISTEX遺伝子組換え作物対話フォーラムプロジェクト
        (共催)コープさっぽろ

  参加者: 21

  内 容: (講演)
        北海道大学大学院農学研究院 松井 博和教授

          『私たちと科学技術―GM作物の衝突から共生を目指して―』

        +意見交換(1.5時間)



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