家畜栄養生理学実験2016

 


この授業では、前半はヒツジ(反芻動物)、後半はラット(単胃動物)を用いて、動物が摂取した飼料がお腹の中でどう代謝されていくのかを考えます。
慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。


9回 ラットの血中グルコース・コレステロール濃度測定



後半のラット(単胃動物)編では、水溶性もしくは不溶性食物繊維を含む精製飼料を給与したラットを用いて、健康と栄養状態を表す一連の指標を分析しながら、

食物繊維の効果について考えていきます。

ラット解剖後初となる今回の実験では、心臓から採血した血液を用い、その中のグルコース・コレステロールの濃度を測ります。

 

 

 

 

 

 

今回の実験は作業自体はシンプルですが、ピペットの扱いがとても重要です。これまでの経験をいかして、やっていきましょう。

 

 

班員のみんなと協力して、入れる試薬や場所を間違えないようにマイクロプレートに分注していきます。

 

 

 

吸光度を測定する前に、ウェルに生じた泡をつまようじで潰します。

 

 

 

グルコース、コレステロールは健康の指標となりますが、飼料を変えることによる影響はどうなったでしょうか?

 

 

今回の栄養生理学実験は以上です。

次回は盲腸内容物に含まれる乳酸およびアンモニア態窒素濃度の測定を行います。

それでは、次回もお楽しみに!

                                                                 

(担当:新谷)

                                                                                                                                               

 

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