家畜栄養生理学実験2015

 


この授業では、前半はヒツジ(反芻動物)、後半はラット(単胃動物)を用いて、動物が摂取した飼料がお腹の中でどう代謝されていくのかを考えます。
慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。


9回 ラットの血中グルコース・コレステロール濃度測定



後半のラット(単胃動物)編では、水溶性もしくは不溶性食物繊維を含む精製飼料を給与したラットを用いて、健康と栄養状態を表す一連の指標を分析しながら、

食物繊維の効果について考えていきます。

ラット解剖後初となる今回の実験では、心臓から採血した血液を用い、その中のグルコース・コレステロールの濃度を測ります。

 

 

 

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血清グルコース・コレステロールはヒトの健康診断でも使われる重要な指標です。どちらの群がより健康になったのでしょうか?

 

 

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今回の実験はとにかくピペッティングが命!与えられた試薬を、入れる位置を間違えないようウェルに加えていきます。

 

 

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多くの穴を見つめていると、どうしてもどこに入れたか分からなくなってしまうもの。班員と協力して慎重に実験を進めていきます。

 

 

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こちらはウェルに生じた泡を潰している様子。つまようじで泡の表面めがけてプスリ。どうしても潰れない泡には二刀流で立ち向かいます。

 

 

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吸光度を測ったらそれをエクセルで計算します。検量線はうまくひけたかな?

 

 

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全班分の結果が揃ったところで先生からの総括です。さて結果はどうだったでしょうか?

 

 

今回の栄養生理学実験は以上です。

次回は盲腸内容物に含まれる乳酸およびアンモニア態窒素濃度の測定を行います。

それでは、次回もお楽しみに!

                                                                 

(担当:岸)

                                                                                                                                               

 

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