家畜栄養生理学実験2014

 


前半ではウシを、後半ではラットを用いて、動物が摂取した飼料がお腹の中でどう代謝されていくのかを考えます。
このページでは、慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい
3年生の模様をお伝えします。


3回 SCFA濃度とアンモニア態窒素濃度の測定

前半のウシ(ルーメン)編では、採取したルーメン液を採取した後、試験管内に粗飼料を多給した区と濃厚飼料を多給した区を設定し、試験管内のルーメン液に含まれる微生物による飼料の分解・発酵の解析から、お腹の中の発酵について考えていきます。

3回目の実験では、短鎖脂肪酸(SCFA)とアンモニア態窒素濃度を測定し、飼料中の炭水化物が宿主動物のエネルギー源に変換されることを理解し、微生物タンパク質の合成に必要なアンモニアが生成されていることを確認しました。

 

 

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アンモニア態窒素の測定。

みなさん熱心に説明を聞いていますね。

 

 

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吸光度の測定には正確なピペット操作が求められます。

 

 

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アンモニア態窒素濃度の測定はフェノール系の試薬を使うので、ドラフトで作業します。

 

 

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こちらはSCFA濃度の測定です。

ガスクロにサンプルを注入している様子です。

 

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シリンジがなかなか刺さらない・・・。

みなさん苦戦しているようです。

 

 

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さあ、今回はどんな結果になったでしょう??

 

 

今回の栄養生理学実験は以上です。

次回はルーメン細菌からのDNA抽出とPCRを行います。

それでは、次回もお楽しみに!

                                                                 

(担当:武田)

                                                                                                                                               

 

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