家畜栄養生理学実験2014 

 


前半ではヒツジを、後半ではラットを用いて、動物が摂取した飼料がお腹の中でどう代謝されていくのかを考えます。
このページでは、慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。


12  ガスクロマトグラフィーによるSCFA測定とロールチューブ作成



後半のラット(単胃動物)編では、食物繊維(セルロース)有無の精製飼料を給与したラットを用いて、健康と栄養状態を表す一連の指標を分析しながら、食物繊維の効果について考えていきます。

今回の実験では、ガスクロマトグラフィーを用いて盲腸内容物のSCFAを測定します。また嫌気的環境下における生菌数を測定するためにロールチューブの作成を行います。

 

 

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ガスクロマトグラフィーでは、サンプルをごく少量(1μ)吸うために専用のシリンジを用います。

 

 

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これをガスクロマトグラフィーの機械にさすのですが、これがまた難しい。

 

 

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田森さんのアドバイスのもと、手探りでさしこんでいきます。

 

 

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ロールチューブ作成について小林先生から説明を受けます。

 

 

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ロールチューブ作成はスピードが命!早くしないとアガーが固まってしまいます。

 

 

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嫌気培養のプロフェッショナル、秋山さんがロールチューブ作りを実演します。うまく作れるかな?

 

今回の栄養生理学実験は以上です。

ロールチューブは、無事に菌が生えてくるでしょうか?

次回は、今回作成したロールチューブについてコロニー数の計測を行い、盲腸内容物のアンモニア・乳酸・pHを測ります。

それでは、次回もお楽しみに!

 

                                                                 

(担当:岸)

                                                                                                                                               

 

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