家畜栄養生理学実験2014

 

名前を変えて全15回になったこの学生実験も今年で6度目です!
前半ではウシを、後半ではラットを用いて、動物が摂取した飼料がお腹の中でどう代謝されていくのかを考えます。
このページでは、慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい
3年生の模様をお伝えします。


第1回 ルーメン液のサンプリング、pH測定およびプロトゾア観察

前半のウシ(ルーメン)編では、採取したルーメン液を採取した後、試験管内に粗飼料を多給した区と濃厚飼料を多給した区を設定し、試験管内のルーメン液に含まれる微生物による飼料の分解・発酵の解析から、お腹の中の発酵について考えていきます。

初回の実験ではウシからルーメン液を採取し、pHを測定、微生物の一種であるプロトゾアを観察しました。


 

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はじめに、小池先生から内容の説明を受けている様子です。今週はウシから採取したルーメン液を、pH測定、プロトゾア観察、一部は培養用に用いました。

 

 

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こちらはプロトゾア観察です。

ルーメンの中には一体どんな形をした微生物がいるのでしょうか?

 

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こちらはpH測定の様子です。

ルーメン液のpHはどのくらいの値になるのでしょうか?

 

 

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こちらはin vitro培養の準備です。

粗飼料多給と濃厚飼料多給の条件に設定しています。

 

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ルーメン液をホールピペットを使ってはかりとっている様子です。誤って吸い込んでしまった学生はいなかったようですね!

 

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サンプリングしたルーメン液はこのように39.0℃に設定されたウォーターバス内で保温します。

 

 

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こちらの写真は、栄養学研究室に学生がやってきた時の様子です。普段見慣れない実験室の雰囲気に興味深々なようですね!

 

 

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こちらは、in vitro培養後翌日に、ルーメン内微生物のはたらきにより試験管内でどのようなことが起こったのかを、確認しようとしている様子ですね。

 

来週は両区における糖質分解酵素の活性を見ていきます

実験の基礎であるピペッティングを実践するとともに、酵素による飼料の分解について調べていきます。

それでは、次回もお楽しみに!

                                                                 

(担当:田森)

                                                                                                                                               

 

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