家畜栄養生理学実験2012 

 

名前を変えて全15回になったこの学生実験も今年で4度目です!
前半ではヒツジを、後半ではラットを用いて、動物が摂取した飼料がお腹の中でどう代謝されていくのかを考えます。
このページでは、慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。


9  血中コレステロール、グルコースの定量および盲腸内pHの測定

 

今回は、ラットから採血遠心分離して得られた血清を元に血中グルコースおよびコレステロールの濃度を測定します。

測定原理の詳細は長くなるので控えますが、それぞれの存在量を専用のキットを用いて調べます。

実際の操作は前半戦のアンモニア態窒素濃度測定などと同様にプレートリーダーを使った比色定量です。

キットを使っているので作業工程は非常に簡便化されていますが、扱う試薬の容量が少ないのでピペッティング操作に慣れない3年生は毎年苦戦します。

 

 

 

  説明: C:\Documents and Settings\大きな子羊\デスクトップ\2012畜産新歓&TA\HP写真\Resized\P1010944.jpg

サンプルと試薬をマイクロプレートに入れ、発色具合をマイクロプレートリーダーと呼ばれる機械で測定します。

 

 説明: C:\Documents and Settings\大きな子羊\デスクトップ\2012畜産新歓&TA\HP写真\Resized\P1010945.jpg

マイクロプレートの穴は一つ一つが小さいので、慎重に作業を行う必要があります。

  

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分注の際に泡ができると結果にも影響がでるので、気を付けましょう。

 

  

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空き時間も濃度の計算の時間を行います。

 

  

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分注が終わったら、マイクロプレートリーダーで測定を行い、その結果からサンプルの濃度を求めます。

 

 

0.75μという試薬のアプライ量に苦戦していた班も多かったようです。

結果として血中コレステロール、グルコース濃度には違いは出ていたのでしょうか。

 

次回は盲腸内の代謝産物濃度としてアンモニア態窒素および乳酸濃度を測定します。

それでは、次回もお楽しみに!

 

                                                                 

(担当:近田)

                                                                                                                                               

 

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