家畜栄養生理学実験2012

 

名前を変えて全15回になったこの学生実験も今年で4度目です!
前半ではヒツジを、後半ではラットを用いて、動物が摂取した飼料がお腹の中でどう代謝されていくのかを考えます。
このページでは、慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。


11  嫌気性ロールチューブ法による腸内細菌の培養計数およびラット盲腸内SCFA濃度測定

 

今回は、ラットの盲腸内容より総嫌気性細菌、Clostridiaおよびビフィズス菌の培養計数準備としてロールチューブを作成しました。

また、発酵パターンのちがいを見るため短鎖脂肪酸(SCFA)濃度の測定も行いました。

 

 

  説明: C:\Documents and Settings\大きな子羊\デスクトップ\2012畜産新歓&TA\SCFA&ロールチューブ写真\Resized\CIMG1534.jpg

まずはサンプルを1つガスクロの機会に打ち、SCFAを測定します。これは前半の実験でも行った測定法なので、慣れた手つきでこなしていました。

 

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SCFAの測定には時間がかかるので、その間にロールチューブを作成します。TAの指示に従って皆慎重に作成していきます。

  

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先生からロールチューブ作成により出来るコロニーについて説明を受けています。

 

  

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ロールチューブ作成では泡を作らないようにするのが重要です。上手く作成できたでしょうか。

  

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1、2個作成するとコツをつかんだようで次々と作成していました。

  

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そうしている間にSCFAの1サンプル目の測定が終わるので、2サンプル目をガスクロに打ちます。心配そうに見つめていますね。

  

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ロールチューブ作成とSCFA測定が終わると次はSCFA濃度の計算です。TAの若井さんの指導に熱が入ります。

  

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しっかり濃度の計算はできたでしょうか。

 

今回の栄養生理学実験の様子は以上です。

SCFA濃度のちがいからオリゴ糖&ビフィズス菌給与にどんな効果があるのか、少しわかってきたのではないでしょうか?

次回はロールチューブに出現したコロニーの計数と「培養を必要としない」定量法であるreal-time PCR

腸内細菌の変化を追ってもらいます。

 

それでは、次回もお楽しみに!

 

                                                                 

(担当:近田)

                                                                                                                                               

 

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