家畜栄養生理学実験2012

 

名前を変えて全15回になったこの学生実験も今年で4度目です!
前半ではヒツジを、後半ではラットを用いて、動物が摂取した飼料がお腹の中でどう代謝されていくのかを考えます。
このページでは、慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい
3年生の模様をお伝えします。


第1回 ルーメン液のサンプリング、pH測定およびプロトゾア観察

前半のヒツジ(ルーメン)編では、粗飼料を多給した区と濃厚飼料を多給した区を設定し、それらの飼料がお腹の中でどのように分解・発酵されていくのかを見ていきます。

初回の実験では各ヒツジからルーメン液を採取し、pHを測定し、微生物の一種であるプロトゾアを観察しました。

サンプリングは継時変化を見るため、給餌前、給餌後1、2、3、4時間と5回に分けて行いました。


 

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今週は粗飼料を多給したヒツジのルーメン液をサンプリングしました。

サンプリング後のルーメン液は今後の実験用に一部を凍結保存し、今回はpH測定、プロトゾア観察を行いました。

 

 

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こちらはoH測定の様子。

ルーメン液のpHはどのくらいの値だったのでしょうか。給餌後の変化も楽しみですね。

 

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続いて、プロトゾア観察へ。

採取したばかりのルーメン液中に、泳いでいるプロトゾアを発見した3年生も多数いました。

繊毛を使って泳いでいる様子は面白いですね。

 

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小池先生もTAもプロトゾアに夢中!?

 

 

 

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こちらは小池先生から次の説明を受けている様子。

培地を使って何をするのでしょうか?

 

 

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ろ紙、およびお米を入れた培地にルーメン液を接種し、分解の様子を視覚的に見るという実験です。

 

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シリンジで打つのは初めてで、みんな真剣です。

 

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ルーメン液を打った培地をウォーターバスにて保温中です。1週間後にどうなっているか楽しみですね!

 

来週は濃厚飼料を多給したヒツジからルーメン液を採取します。

今回の粗飼料多給時とはまた違うルーメン液の臭いや発酵状態にもぜひ着目してみてください。

それでは、次回もお楽しみに!

                                                                 

(担当:若井)

                                                                                                                                               

 

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