家畜栄養生理学実験2011 

 

名前を変えて全15回になったこの学生実験も今年で3度目です!
前半ではヒツジを、後半ではラットを用いて、動物が摂取した飼料がお腹の中でどう代謝されていくのかを考えます。
このページでは、慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。


6  ラット体重測定・群分け、管理当番振り分け、試験意義の説明

ルーメンサンプルのDNA解析に進む前に6月から行われる後半実験の準備です。

実験後半では単胃動物の下部消化管(主に盲腸)をターゲットにしていきます。

この後半の一連の試験にはラットを用いるため、この回には体重測定と群分けを行いました。

 

 

 

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こちらが試験に用いるラットです。昨年度は幼齢期のものを用いましたが、対照区も健康体でオリゴ糖給与による効果が顕著に表れなかったため、今年は老齢ラット(メス)を使ってみることになりました。

 

 

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ラットには個体識別のため、しっぽの根元にビニールテープで標識します。

 

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飼育かごにも個体番号と試験区を表記します。

 

 

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体重にばらつきが出来ないように体重の平均値と標準偏差が近くなるように群分けします。

 

 

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今年の試験も去年と同様にオリゴ糖製剤としてこの製品を用いました。もちろん、人間の服用も可能です。

 

 

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飼養期間中は上の写真のような形態で、飼育かごで給餌、給水を行います。試験期間中は毎日の採食量と飲水量を記録していきます。

 

 

これから3週間、学生が実際に飼養管理を行いながら給与試験を行います。

果たしてオリゴ糖はラット盲腸内発酵に好ましい影響を与えるのでしょうか?

 

次回はルーメンサンプルの菌叢解析として、前回にPCR増幅してDNAサンプルを制限酵素消化にかけます。

代謝産物や酵素活性には違いが出ていたので、菌叢変化にも期待大です。

それでは次回もお楽しみに!

 

                                                                 

(担当:澤田)

                                                                                                                                               

 

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