家畜栄養生理学実験2011
名前を変えて全15回になったこの学生実験も今年で3度目です!
前半ではヒツジを、後半ではラットを用いて、動物が摂取した飼料がお腹の中でどう代謝されていくのかを考えます。
このページでは、慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。
第13回 real-time
PCR法およびロールチューブ法による腸内嫌気性細菌の定量
オリゴ糖が単胃動物の健康および影響に及ぼす影響を探る旅その5!
いよいよ本実験も大詰めとなりました。
今回は、前回作成したロールチューブに出現したコロニーを数える培養計数とreal-time PCRによる非培養定量法で腸内細菌の変化をみていきます。
オリゴ糖給与により腸内細菌叢はどのうように変化したのでしょうか?
前回作成したロールチューブに現れたコロニーを計数します。ちょっぴり数が多いけれど班で協力すればへっちゃら!? |
真剣にコロニーを数えています。こうった単純作業は集中力が大事です。 |
と、数え終わったのか会心の笑み。いいですね。 |
中にはゴミなのかコロニーなのか見分けのつきにくいものもあります。そんなときはTAに聞いてみましょう! |
ところ変わってreal-time
PCRの準備光景。本実験では初登場となるクリーンベンチ。使う前にはしっかりアルコール殺菌します。 |
アプライする場所を間違えないよう慎重に慎重に・・・ |
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今回の栄養生理学実験の様子は以上です。
ロールチューブのコロニー計数という作業自体は単純なものですが、盲腸内容物を使ってコロニーが形成されている状態を観察できたことで
腸内細菌のはたらきを知ることの有用性を再確認できたのではないでしょうか?
またreal-time PCRという先端技術を使った定量もよい経験になりましたね。
次回はとうとう後半の最後。そして栄養生理学実験の最終回です!後半の実験のまとめとしてプレゼンを行ってもらいます。
それでは、次回もお楽しみに!
(担当:うめむら)