家畜栄養生理学実験2010
慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。
第6&7回 ルーメン細菌からのDNA抽出、RFLPによる菌叢解析
本年度の栄養生理学実験の様子をお伝えします。
前半では粗飼料多給条件および濃厚飼料多給条件のヒツジのルーメン内発酵が時間経過とともにどのように変化するかを調べます。
今回はルーメンサンプル中に存在する遺伝子が、粗飼料多給区と濃厚飼料多給区で違いがあるかを確認します。
さらに経時変化を調べることでルーメン内での菌叢変化について考えます。
まずは小池先生から実験の原理が説明されます。 その後ルーメン細菌からDNAを抽出しました。 |
抽出したDNAに制限酵素を加えて37℃で2時間消化させます。 |
それでは待ち時間の間に電気泳動の準備をしましょう。 まずは、泳動用のアガロースゲルを作ります。 アガーとバッファーを混ぜて・・・ |
次に電子レンジでアガーを溶かします。 沸騰させすぎて水分を飛ばさないようにすることがポイント!
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サンプルとゲルが完成したら ゲルにサンプルをアプライしていきます。 |
ゲルの写真を撮ると 粗飼料多給区が濃厚飼料多給区よりバンドの数が多く、 菌叢が複雑であることがわかりました。
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最後に、 班ごとに基質とイノキュラムに好きなものを入れて 培養したチューブの様子を見てみましょう。 |
においをかいでみんな笑顔! 1班ではソーセージの人工ケージを基質として用いていました。 細かくしたケージはルーメン細菌により少し分解されましたね。 細菌の発酵能力にみんな驚いた様です。 |
今回の栄養生理学実験は以上です。
次回はラットの体重測定・群分けを行います。
次回もお楽しみに!
(担当:さかき)