家畜栄養生理学実験2010
慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。
★糖質分解酵素の活性測定
前回のサンプリングの合間に、ルーメン液を摂取したお米(デンプン)入り培地と濾紙(セルロース)入り培地です。 左:ルーメン液を摂取したもの 右:無処理 1週間でどちらもボロボロに分解されました。 |
分解の過程で発生したガスの臭いを嗅いでみます。 かなり臭いです。 |
今回測定するアミラーゼは濃厚飼料の主成分であるデンプンに、セルラーゼは粗飼料の主成分であるセルロースに作用する酵素です。 |
ここから実験開始です。 この実験はピペッティングが重要です!サンプルおよび試薬を正確に試験管に分注していきます。 |
効率よく実験を進めるにはチームプレーは欠かせません。 |
もちろんTAもしっかりサポートします。上の写真はミスがないか目を光らせるM1吉國君(右)です。 |
培養後、呈色させた反応液をマイクロプレートに分注します。 これを用いて吸光度を測定します。 |
吸光度から反応量=酵素活性を算出します。 Excelを用いて計算を進めます。 給餌後、酵素活性は濃厚飼料多給時と粗飼料多給時でどのように推移したでしょうか? 考察を深めていきましょう。 |
今回の栄養生理学実験は以上です。
来週はアンモニア態窒素濃度の測定を行います。
次回もお楽しみに!
(担当:林)