家畜栄養生理学実験2010
慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。
★第7回 血清成分の分析
本年度の栄養生理学実験、後半ではオリゴ糖が単胃動物の健康および栄養に及ぼす影響について考えます。
オリゴ糖を含有する水を飲水させたラットの臓器、血液および大腸内容物を主な材料にして、
健康と栄養状態を表す一連の指標を分析していきます。
今回は測定キットを使って前回サンプリングした血液中のグルコースとコレステロール濃度を測ります。
今回の実験は比色定量ということで、ピペッティング操作が重要になってきます。まずは、操作方法について確認です。 |
検量線の大事さを実感してもらうため、R2乗値を競う選手権が開かれました。優勝班には景品が与えられるとあって、準備も入念です。 |
細かい作業ですが、どの実験にも必要な基本操作です。 |
こちらは1班。真剣な眼差しが光ります。 |
榊さんと吉國くんが学会で不在のため、4年生2人が代理でTAをしてくれました。新居くんの熱心な指導が入ります。 |
梅村くんも 先輩としてしっかりした姿が見せられたのではないでしょうか? |
測定した吸光度を元に濃度を算出します。 |
検量線選手権に優勝した5班には景品が送られました。 |
今回の栄養生理学実験は以上です。残念ながら、血液成分にオリゴ糖給与による影響は見られませんでした。
血液成分にまで効果が表れるには、飼育期間が短かったのかもしれません。
次からは重量に違いが見られた盲腸内容物の分析とあって効果が期待できます。
それでは、次回もお楽しみに!
(担当:澤田)