家畜栄養生理学実験2010  

慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。

 

6回 ラットの群分け&サンプリング 

本年度の栄養生理学実験、後半ではオリゴ糖が単胃動物の健康および栄養に及ぼす影響について考えます。

オリゴ糖を含有する水を飲水させたラットの臓器、血液および大腸内容物を主な材料にして、

健康と栄養状態を表す一連の指標を分析していきます。

 

初回は2週間のラットの飼育とサンプリングの様子をご紹介します。

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ラットはこのようなケージに飼って飼育します。
こんなに大きいペレットも食べてしまうなんて驚きです。

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採食量と飲水量は毎日測定します。
連携プレーの見せどころですね。

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こちらは対照区のラットです。
オリゴ糖区をうらやましがっているかもしれませんね。

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一方、こっちはオリゴ糖を給与しているラットです。
外見に違いはないようですが、体の中はどうなってるんでしょうか?

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TAの指導のもとサンプリングをしています。
慣れない作業ですが、みんな一生懸命行っていました。

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 体重に大きな差は見られませんでしたが、盲腸内容物重でオリゴ糖給与による増加が見られました。発酵産物や菌叢にも期待大です!

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最後に小林先生によるまとめと今後の期待について説明がありました。
ひとまず変化が見られてホッとひと安心です。

 

 

今回の栄養生理学実験は以上です。3年生のみなさん、2週間のラットのお世話お疲れ様でした。

次からは今回サンプリングした血液と盲腸内容物の分析に入ります。

まずはじめは、血清成分(グルコース&コレステロール)の測定です。

それでは、次回もお楽しみに!

                                                                 

(担当:澤田)