家畜栄養生理学実験'09 

 

 

 

 

 

 


慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。



★第7回 発表会(前半)

 

本年度の栄養生理学実験、前半では粗飼料多給条件および濃厚飼料多給条件のヒツジのルーメン内発酵が時間経過とともにどのように変化するかを調べます。

これまでの実験で給与飼料の違いによりルーメン内の発酵パターンが変化することを確認してきました。

また、なぜ変化が起きているのか、ルーメン内の微生物に注目して数・多様性・酵素活性を明らかにしてきました。

今回は前半のまとめとして、これまで行ってきた実験の結果・考察を、班ごとに発表してもらいました。

発表前の様子です。

 

最終チェックに余念がありません。

 

トップバッターは5班です。

各項目について丁寧に説明していました。しっかりと考察できていたと思います。

 

RFLPの結果を示したスライドです。

飼料によって、ルーメン細菌の多様性に差が出ています。

 

2番手は2班です。

非常にユニークなタイトルでした。

たしかにルーメンの中の複雑さは、「宇宙」と呼んでも過言ではないかもしれません。

 

続いて3班。

シンプルながら分かりやすい発表でした。考察もオリジナリティがあってよかったと思います。

アニメーションを駆使してルーメン内の物質の動態をわかりやすく示していました。

 

続いて4班です。

こちらもユニークな表紙でしたが、今回は割愛させていただきました。

 

アンモニア態窒素濃度を説明したスライドです。

飼料中の炭水化物の分解性に注目し、アンモニア態窒素濃度との関連を考察していました。

 

トリは1班です。

発表のストーリー作りが上手で、非常に聞きやすい発表だったと思います。

アミラーゼ活性について、ルーメン内のプロトゾアと細菌の関係から考察したスライドです。

自作の絵を用いて分かりやすく説明していました。

 

質問にも的確に答えられていたと思います。

 

発表の後の質疑応答も盛んに行われ、良かったと思います。

鋭い質問は怖いかもしれませんが、自分の発表に興味を持ってもらえるのは嬉しいですね。

 

今回の発表会ではTAが審査員となり、それぞれの班の発表を評価し、採点しました。

優勝した1班には素敵な賞品が送られました。

 

最後に小池先生から総評を頂きました。

 

発表も終わって、リラックスムードです。

班の結束も強まったでしょうか?

お疲れ様でした。

 

今回で栄養生理学実験の前半は終了です。

残り半分、この調子で頑張ってください!

 

次回からは後半の様子をお伝えします。

お楽しみに!

 

                                                                 (担当:林)                                                                                                                        

                                                                                                                                               

 

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