家畜栄養生理学実験'09 

 

 

 

 

 

 


慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。



★第6回 制限酵素消化によるルーメン細菌叢解析

 

本年度の栄養生理学実験、前半では粗飼料多給条件および濃厚飼料多給条件のヒツジのルーメン内発酵が時間経過とともにどのように変化するかを調べます。

これまでの実験で給与飼料の違いによりルーメン内の発酵パターンが変化することを確認してきました。これらはルーメン内に生息する微生物の構成が変化したことに起因するものであり、今回はDNAレベルで細菌叢の違いを確認しルーメン内での細菌叢変化に関する理解を深めるのが目的です。

 

 

前回PCRで増幅したルーメン細菌由来の16S rDNAを制限酵素Sau 3A I で切断しバンドパターンの変化をみます。今回も扱う試薬の量が少量なので慎重なピペッティングが必要です。

 

 

酵素消化の待ち時間には泳動用のゲルを作製しました。

 

メニスカス!!

 

 

待ち時間には次回のプレゼンテーションの打ち合わせ&準備をしました。

 

酵素消化終了後はいよいよ泳動です。BPBとよく混合して

 

 

ウェルに慎重にApplyしていきます。結果やいかに!

 

 

泳動終了後にはいよいよバンドパターンの確認です。写真のような泳動像が得られましたがバンドの本数やパターンなど両者で差はあったでしょうか?

 

今回の栄養生理学実験は以上です。

次回はいよいよ前半のまとめのプレゼンテーションです!これまでに得られた結果をまとめてしっかり考察を深めておいてください!

 

次回もお楽しみに!

                                                                 (担当:内堀) 

                                                                                                                                               

 

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