家畜栄養生理学実験'09 

 

 

 

 

 

 


慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。



★第11回 ラット盲腸内短鎖脂肪酸(SCFA)濃度の測定と嫌気性ロールチューブ法による腸内細菌の培養計数

 

後半第5回目は、短鎖脂肪酸(SCFA)濃度の測定を行い、産生した発酵産物の違いを検証しました。

また、盲腸内細菌の培養計数を行うため、嫌気性ロールチューブを作成しました。

 

 

 

まずは、ガスクロを用いてSCFA濃度の測定を行います。

 

 

サンプルをシリンジにとって・・・

 

 

ガスクロに注入!

どんな結果になるでしょうか。

 

 

 

 

次に、嫌気性ロールチューブを作成します。

こちらが今回使用する3種類の培地です。

 

 

ハンゲートチューブ内を嫌気性にするためには、酸素を完全に除去しなければなりません。今回はガス噴射法を用いました。

 

 

この装置を用いてCO2ガスを噴射しながら、培地を分注します。

 

 

そして、こちらは嫌気チャンバーです。チャンバー内は、N2CO2H2ガスが充填されており、嫌気的な環境になっています。

 

 

そのため、チャンバー内であれば、酸素を気にせず作業を行うことができる素晴らしい装置です!小林先生の説明を真剣に話を聞いている様子です。

 

 

それでは、実際に嫌気性ロールチューブを作成していきましょう。まず、TAから説明です。

 

 

サンプルの希釈液をシリンジにとります。

 

 

初めての作業にドキドキです!

 

 

次に、シリンジ内の空気を追い出します。

 

 

嫌気性にしなければならないので、酸素は大敵です!

 

 

そして、サンプルを培地に植えていきます。

 

 

うまくできたかな?

 

 

ここで、今回の主役が登場します!

ロールチューブ作成器です!

 

 

培地をこの上に置いて・・・

 

 

30秒ほど転がすと・・・

 

 

このように、氷水と接触している部分が固まり、ロールチューブが完成です!

 

作成器に置くときが、重要です。

真剣な表情の3年生をお送りします。

 

 

 

 

 

 

 

完成したロールチューブです。

うまく作成できたでしょうか。

 

 

    次回は、作成したロールチューブのコロニーの計数とReal-time PCRによるラット盲腸内総細菌と乳酸菌の定量を行います。

 

    次回もお楽しみに!

 

(担当:すう)

                                                                                                                                               

 

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