慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。
★第11回 ラット盲腸内短鎖脂肪酸(SCFA)濃度の測定と嫌気性ロールチューブ法による腸内細菌の培養計数
後半第5回目は、短鎖脂肪酸(SCFA)濃度の測定を行い、産生した発酵産物の違いを検証しました。
また、盲腸内細菌の培養計数を行うため、嫌気性ロールチューブを作成しました。
まずは、ガスクロを用いてSCFA濃度の測定を行います。 |
サンプルをシリンジにとって・・・ |
ガスクロに注入! どんな結果になるでしょうか。 |
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次に、嫌気性ロールチューブを作成します。 こちらが今回使用する3種類の培地です。 |
ハンゲートチューブ内を嫌気性にするためには、酸素を完全に除去しなければなりません。今回はガス噴射法を用いました。 |
この装置を用いてCO2ガスを噴射しながら、培地を分注します。 |
そして、こちらは嫌気チャンバーです。チャンバー内は、N2・CO2・H2ガスが充填されており、嫌気的な環境になっています。 |
そのため、チャンバー内であれば、酸素を気にせず作業を行うことができる素晴らしい装置です!小林先生の説明を真剣に話を聞いている様子です。 |
それでは、実際に嫌気性ロールチューブを作成していきましょう。まず、TAから説明です。 |
サンプルの希釈液をシリンジにとります。 |
初めての作業にドキドキです! |
次に、シリンジ内の空気を追い出します。 |
嫌気性にしなければならないので、酸素は大敵です! |
そして、サンプルを培地に植えていきます。 |
うまくできたかな? |
ここで、今回の主役が登場します! ロールチューブ作成器です! |
培地をこの上に置いて・・・ |
30秒ほど転がすと・・・ |
このように、氷水と接触している部分が固まり、ロールチューブが完成です! |
作成器に置くときが、重要です。 真剣な表情の3年生をお送りします。 |
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完成したロールチューブです。 うまく作成できたでしょうか。 |
次回は、作成したロールチューブのコロニーの計数とReal-time PCRによるラット盲腸内総細菌と乳酸菌の定量を行います。
次回もお楽しみに!
(担当:すう)