<img>タグ、<map>タグ、<area>タグを組み合わせるとイメージマップを設定できます。イメージマップとは、1つの画像内に複数のリンク先を設定する機能のことです。

　イメージマップは、画像を読み込む<img>タグ、マップを定義する<map>タグ、リンク設定を行う<area>タグで構成されています。

　●<img>タグの設定

　<img src="mapLink.gif" alt="マップ" useMap="#mapA">

src=""	イメージマップに使用する画像のファイル名を指定
alt=""	代替えテキストを記述
useMap=""	ハッシュ（ # ）に続けてマップ名を指定

　●<map>タグの設定

　<map name="mapA"> 〜 </map>

name=""

<img>タグの useMap="" と同じマップ名を指定

　●<area>タグの設定

　<area shape="rect" coords="22,11,122,62" href="map1.htm" alt="リンク１" >

shape=""	リンク領域の形状を指定
	rect	四角形（初期値）
	circle	円形
	poly	多角形
	default	画像全体：リンク領域を指定していないエリア
	※defaultの指定は、Internet Exp.では対応していません
coords=""	リンク領域の座標をピクセル数で指定
	rect … 左上の角と右下の角のXY座標を指定
	circle … 中心点のXY座標と半径を指定
	poly … それぞれの角のXY座標を指定
	default … coords="" の指定は必要なし
href=""	リンク先ページの文書名を指定
nohref	リンクを設定しない（リンクを一時中断する時など）
alt=""	代替えテキストを記述

HTML4.01では、alt属性は必須とされています。できるだけ指定して下さい。

<area>タグには、target属性も指定できます。
shape="" に default を指定した<area>タグは、<area>タグの最終行に記述します。

　リンク領域の形状により、座標の記述方法は異なります。

　※ 座標の指定は、カンマ（ , ）で区切って記述します。

　rect（四角形）の場合 … 左上の角と右下の角のXY座標を指定します。
→ coords="37,10, 96,54"（リンク１）

　circle（円形）の場合 … 中心点のXY座標と半径を指定します。
→ coords="139,32, 22"（リンク２）

　poly（多角形）の場合 … それぞれの角のXY座標を指定します。

　default の場合 … coords の指定は必要ありません。

　座標の割り出しは、画像を編集できるソフトがあれば簡単にできます。Windows の場合は、ペイント(Microsoft社)でも座標を調べることができます。

　イメージマップで使用する画像をイメージ編集ソフトで読み込み、マウスで目的の場所をポイントします。ペイント(Microsoft社)の場合は下のタスクバーに座標を表示するので、それをメモしておきます。
　求める点の数だけこの作業を繰り返し、リンク領域の座標を割り出します。