ビーツ!

近頃、おしゃれな野菜として一部で流行しているように見える(当研究室としては流行して欲しい)ビーツという作物がある。ビーツは、ガーデンビート(Garden beet)、あるいはテーブルビート(Table beet)ともいい、テンサイやフダンソウとは同種である。写真は、様々なビーツ在来種に加え、家畜ビート(飼料用ビート)、 およびフダンソウ(スイスチャード)を示す。5月に移植してから研究材料として用いてきたが、利用が終わってもそのまま11月まで圃場に放置されていた個体を撮影した。 食用としては収穫時期を完全に逸しているため見た目は悪いが、それぞれの地下部の特徴がおわかりいただけると思う。

イタリア在来ビーツ
キューバ在来家畜ビート(飼料用)
グルジア在来ビーツ地下部が他のビーツとは異なり「尻太り」に見える。このような形状は、家畜ビートで見られる。 Baranaski et al. (2001) Euphytica vol. 122, pp 19-29ではガーデンビートとしているが、分類に疑いが出てきた。
ドイツ在来ビーツ赤く着色した実生と、緑色の実生が分離したので、緑色のもののみ圃場で育ててみた。
旧ソ連在来ビーツ
日本在来フダンソウ