* Allelochemicals in the Soil beneath '''Quercus mongolica''' Fisch var. '''grosseserrata''' Rahd. Wils. [#p9813888]
 
 ** 著者 [#x7cfe215]
 - Hai-Hang Li,Labunmi Lajide,Hiroyuki Nishimura,Koji Hasegawa and Junya Mizutani
 
 ** 引用 [#l6abb5e0]
 -''雑草研究 vol.38(4) 282-293 (1993)''
 
 -発表者:藪  農
 -日時:9月22日(木)
 -場所:N229
 
 ** 要旨 [#bf55c807]
 ミズナラ('''Quercus mongolica''' Fisch var. '''grosseserrata''' Rahd. Wils.)の純林や混交林のミズナラ樹冠下で雑草が成長しない事から、アレロパシーの存在が考えられたため、ミズナラ樹冠下の土壌を用いて幾つかの作物種について栽培実験によるアレロパシー作用の検討を行った。その結果ミズナラ樹冠下土壌は作物種に対し50%から90%の成長阻害効果を示した。この土壌から中性物質とフェノール性物質を抽出し、それぞれ酢酸エチルとブタノールで4つに分画し、作物種について生物実験を行った。するとこれら4分画のうちでフェノール性物質の酢酸エチル抽出の分画が、作物種に対し最も大きな阻害効果をもたらした。
 
 この分画からHPLC,EI-MS,H-MNR等により3,4-dihydroxybenzoic,p-hydroxybenzoic,vanillic,ferulic acids等9種の成長抑制物質が同定された。ミズナラ生育土壌中の生育阻害物質であるフェノール性物質の総量はササやエゾマツ、その他作物種生育土壌中のそれよりも高かった。しかしアカマツ生育土壌中よりは低かった。
 
 以上の結果より、ミズナラ生育土壌中のフェノール性物質は他感作用を持ち、森林群種および林床植物の分布に大きな影響を及ぼしていると考えることができる。
 
 7月4日にやろうとしていたものです。
 7月4日にやろうとしていたものです。そして8月5日から延びたものです。
 
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分野ゼミ/文献紹介ゼミ/2005-09-22 vol.21 の変更点