今回は2本の発表になります。
 
 第1部
 * Physiological responses of ponderosa pine in western Montana to thinning, prescribed fire and burning season [#t3399296]
 
 -日時:6月2日(木) 13:00-
 -日時:6月9日(木) 13:00-
 -場所:N229
 -発表者:佐々木松輝
 
 ** 文献 [#a322ea97]
 + Sala A., Gregory, D.P., Lorna, R.M., and Michael, G.H. 2005. Physiological responses of ponderosa pine in western Montana to thinning, prescribed fire and burning season. Tree Physiol. 25: 339-348.
 
 ** Abstract [#rb8d29d8]
 北ロッキー山脈に生息するポンデローサマツ(Pinus ponderosa Dougl.ex.Lawsは、あらゆる成長段階において、幾度となく弱度の火災に見舞われる。国内外からの移住が盛んであった時代には、人為的に火災を防ぐようになったが、その結果ポンデローサマツ林が高密度化し、種内競争の激化や病中害の蔓延が大きな問題となった。そのため、間伐や火入れ処理といった積極的な管理を行うことで、ポンデローサマツ林の林分構造や成長を維持するようになった。しかし、間伐や火入れ処理がポンデローサマツの生態系にどのような効果があるのかついては知見が乏しい。
 
 我々は、西モンタナに位置するビタールート国有林内のLick Creek Experimental Siteで、ヾ嵌欧里澆鮃圓Ν⊇佞硫估れ処理を伴った間伐を行う秋の火入れ処理を伴った間伐を行うご嵌欧皺估れ処理も行わない(対照区)、の4種類の処理を行ってから8,9年経過したポンデローサマツの土壌水分、窒素量、生理的活性の変化、肥大成長、について測定を行った。
 
 土壌水分や樹脂吸着法によるアンモニウム含有量は処理の違いによる差異はなかった。また、樹脂吸着法による硝酸塩についても同様であったが、(春または秋の)火入れ処理を伴った間伐を行った林分では、樹脂内の硝酸塩の量は間伐のみを行った林分よりも低い傾向にあった。火入れ処理を行った如何に関わらず、間伐を行った林分では、樹木の個体サイズや樹冠の大きさ、光合成能力や気孔コンダクタンス、6,7月における午前の葉の水ポテンシャル、肥大成長が、対照区よりも高い値を示した。また、SLAや葉の窒素含有量、炭素同位体比に処理による差異はなかった。
 
 この結果から、火入れ処理を行った如何に関わらず間伐を行った林分では、土壌中の養分には効果はないものの、対照区と比較してガス交換や成長に正の効果があることが示唆される。火入れの時期の違いに関しては、8,9年経過したポンデローサマツ林では、生理活性や成長に影響はないことがわかった。
 **発表ファイル [#p4bb0883]
 当日はpower pointによる発表を予定しています。
 
 ** コメント [#oa3ba593]
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 第2部
 * Spatial and seasonal patterns of seed dissemination of '''Cornus controversa''' in a temperate forest [#g5dae9e1]
 
 -日時:6月2日(木) 13:00-
 -日時:6月9日(木) 13:00-
 -場所:N229
 -発表者:河村友陽
 
 ** 文献 [#wed876a9]
 +  Masaki, T., Kominami, Y., and Nakashizuka, T. 1994. Spatial and seasonal patterns of seed dissemination of '''Cornus controversa''' in a temperate forest. Ecology, 75: 1903-1010.
 
 ** Abstract [#p9f56d3a]
 林冠を構成する樹種であるミズキの種子散布の季節的・空間的パターンを、日本の温帯落葉樹林で2年間研究した。12本の成熟したミズキを含む1haの調査地に221個のシードトラップを設置し、2週間ごとに落下種子を測定した。年間種子生産量の見積もりは1.57×106seed/haだった。2年とも、果食性の渡り鳥が調査地に入ってくるころには果実の成熟のピークは過ぎていて、17%の種子しか鳥に散布されなかった。直接落下した種子は母樹の近くに落下していた。一方、鳥に食われた種子は様々な場所に散布されていた。鳥は食べた種子の半数以上を母樹から5mより遠い所に落としていて、15mよりも遠い所では鳥に散布された種子の密度は直接落下した種子よりも高かった。ときには、母樹から40mよりも遠い所に散布された種子も見られた。さらに、鳥は充実種子を含む果実を選択的に食べているようだった。鳥によって散布された種子の密度は、同種・別種関係なく果樹からの距離が離れるにつれて劇的に減少した。林冠ギャップまでの距離は、鳥散布種子の空間パターンにはあまり関係なく、鳥はミズキの種子を林冠ギャップに対して指向的には散布していなかった。
 
 **発表ファイル [#w314207c]
 
 
 ** コメント [#yd7172c2]
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分野ゼミ/文献紹介ゼミ/2005-06-09 vol.12 の変更点