* 緑の風・木枯らし [#f13d2fd3]
OB/OG からの情報、速報などを随時掲載します。

** 第5回「森林・林業基本政策検討委員会」の概要 0100525 [#zc20d35c]
概要は、林野庁HPへ掲載されています。[[森林・林業基本政策検討委員会>http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/saisei/pdf/dai5kai_siryou.pdf]]。砂防OB五関さまから。

** 第4回「森林・林業基本政策検討委員会」の概要 0100510 [#l6ab29e8]
森林・林業の再生に向けた改革の姿(素案))を見ると、
+施業実施可能箇所をバラバラに束ね集約化等につながらない現行の森林施業計画制度を廃止して、効率的な森林施業を確保できる単位ごとに具体的な集約化計画、路網計画とからなる森林管理計画(仮称)制度を創設。
+重視すべき機能に応じて目指すべき森林の姿を定めている、水土保全林、森林と人との共生林、資源の循環利用林の3区分について、国民から解り難い制度との指摘が多く、また、地域において関係者が当該森林の位置づけや将来の姿について議論する上での材料として利用されていない実態を踏まえ、廃止。
+国が皆伐面積の上限に関する必要最小限の目安を明示した上で(保安林との関係について整理検討)、市町村森林整備計画において、地域の特性に応じた皆伐面積の上限値を定めるとともに、不正な伐採が行われないよう、一定面積以上の伐採を抑止する仕組みを導入することや、市町村森林整備計画の基準に適合しない伐採行為により産出された木材を違法伐採木材として市場で排除する仕組みを検討。

といったあたりが目につきます。五関さん(砂防OB林野庁)らの情報です。詳しくは以下を参照下さい。~
[[森林・林業基本政策検討委員会>http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/saisei/kihon4.html]]

** 地球温暖化で北上する、シュロ 0100506[#tefcc53f]
千葉県知事を務められた堂本暁子さん(彼女は[[「生物多様性」>http://www005.upp.so-net.ne.jp/boso/0107.htm]]の著者でもあります)からのメッセージ:造林学で紹介している都心のシュロの話が、生物多様性保全に関連して紹介されていました。
5月22日の「国際生物多様性の日」に、BS-TBS(BS6チャンネル)で、17:00〜18:00に放送する番組を作っています。~
5月3日は、小石川植物園で、植物学者の岩槻邦男先生にインタビューをさせていただきました。その植物園の一角に、手入れをしないで、植物の自然な変化を観察するところがあるのですが、そこに、1960年頃から、本来は九州南部に自生するシュロ(棕櫚)が生えるようになりました。今では、宮崎や鹿児島で見るようなシュロの大木が、いたるところに茂っています。
岩槻先生は次のように説明してくださいました。

「長い歳月をかけた進化の結果、安定した生態系から地球温暖化の影響で、一部のものだけが飛び出して、何百キロか北に移動したり、途中までしか来られなかったり、動かなかったりすることによって、その地域の生態系のバランスが崩れ始めます。シュロはそうした実例のひとつです。移動の速度の差や一部の移動によって生態系に変化が起こりますが、それがだんだん大きくなると、生態系全体が崩壊してしまうのです。そのことが、恐ろしいことなのです」と。

 植物にも、足の速い植物とそうでない植物、あるいは、長い歳月をかけないと北上しない植物といろいろあって、温暖化のような人為的な環境変化は、入ってくる生態系の側も、抜ける地域の生態系も、いずれの側でも生きものの織り成す生態系の破壊がジワジワと進んでいるのだと知り、私たちが思っているより深刻な事態が進行しているのだと感じました。

2010年「国際生物多様性の日」及び[[「グリーンウェイブ」>http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12068]]について
・・・北大演習林をご支援下さった堂本暁子氏(HPなの花日記より)

** G-COEの講演会(動物園から始まる生態系のおはなし) 0100329[#cf7c3f66]
動物たちが本来の姿で生きるためには、動物たちが棲んでいる自然環境の仕組み【生態系】が健全でなければなりません。
では、【生態系】を健全にするためにはどうしたら良いのでしょうか。まずは森や川などの生態系を知り、動物たちがその中でどう適応し、どのように暮らしているのかを知ることが大切です。それが、これから私たちが自然と、そして動物たちと、どう関わっていけば良いのかを知る手がかりにつながります。OB:[[小林真]]、唐木貴行氏が参加。記事は北海道新聞夕刊に掲載(下段のG-COE2010動物園.jpg)参照。Ms.KK談。

** 環境省・地球温暖化対策基本法案の閣議決定 0100328 [#p6c3698c]
温室効果ガスの排出量を2020年までに25%削減することを目指すために、「あらゆる政策を総動員することが必要であり、総動員される政策を体系的に明らかにする」[[地球温暖化対策基本法>http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12257]]。総動員される政策のうち、特に重要な3つの施策として、~
+国内排出量取引の創設、~
+地球温暖化対策税の実施、~
+再生可能エネルギーに係る全量固定価格買い取り制度の創設、~

が示されていますが、どれも森林や木材に関する政策として重要です。09年11月から行われている排出量取引試行的実施の中で、木質バイオマスボイラー導入のプロジェクトが国内クレジットに中でも大きな役割を![[木質バイオマス関係国内クレジット進行状況>http://homepage2.nifty.com/fujiwara_studyroom/kokunai/kokunaicredit/kokunaicredit.html]]。全体の概要は、藤原敬さんの[[「持続可能な持続可能な森林経営の勉強部屋」>http://homepage2.nifty.com/fujiwara_studyroom/]]を。


** 柿沢先生の論壇 0100313 [#e0277893]
大日本山林会の「山林」2010年3月号に、柿澤先生の論壇が掲載されています。[[「持続可能な森林経営のための30の提言」>http://www.sfmw.net/proposal/proposal30-091214.pdf]] の影響も大きい内容です。保安林に関する貴重な情報といえるでしょう。TK

** 森林・林業再生プラン 0100228 [#if4d4fbc]
わが、柿沢先生が林野庁の委員を務める会議の提言。[[森林・林業再生プラン>http://homepage2.nifty.com/fujiwara_studyroom/kokunai/saiseiplan/saiselplan.htm]]を持続可能な森林経営HPより。持続可能な森林経営研究会では、昨年から計22回の公開セミナーを開催し、多面的な視点から「持続可能な森林経営」を考え、「30の提言」として取りまとめました。その後、皆様から寄せられたご意見を参考に素案を修正し、最終版を作成致しました。その成果についてパネル・ディスカッションを行うシンポジウムを、H22年3月6日に開催致します。会場(東京大学農学部1号館)。TK。

トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
緑の風・木枯らし010 のバックアップソース(No.8)