樹木の性配分に関しては,これまでサイズ依存性の観点から様々な仮説が提唱されてきたが,これらの理論にあてはまらない現象も多く,また豊凶や個体内変異などサイズ依存性では説明できない要因も多い.そこで,この研究では,分子マーカを用いた野外集団の親子鑑定を行うことで,実際の集団の性比がどのように変化しているかを解明し,実証的な性配分モデルを開発してみたい.現在のところ,実生個体群から推定される親個体の性比に影響する要因としては,以下のようなものを想定している.
モデリングには,階層化ベイズモデルという統計手法が使えそうなので現在研究中だが,よく理解できない.盲目的に使うことは可能かもしれないが….