*Density-dependence and co-existence of conifer and broad-leaved trees in a Japanese northern mixed forest [#i22ecc10]
 
 -日時:7月21日(金) 09:00-
 -場所:農学部中講堂
 -発表者:大沼直樹
 **発表文献 [#t14c8511]
 -雑誌:Journal of Vegetation Science 10 843-850 1999
 -著者:Hiura,T & Fujikawa,K
 ** Abstract [#tf974907]
 本研究は北海道の針広混交林におけるトドマツとミズナラの共存状態を密度依存的推移行列を用いて解析し、成長率や枯死率の密度依存性を考える意味について評価したものである。密度依存的推移行列とは大径木から小径木への一方向的競争による密度効果により、成長率や枯死率といったdemographicな値が制限されると仮定した推移行列である。&br;密度依存モデルによってミズナラとトドマツが共存できる更新率の範囲が示された。しかし密度依存モデルによって予測された林分動態は実際のものとは全く異なるものであった。一方密度非依存的な推移行列による予測は実際の林分動態とよく一致していた。&br;こうしたことから密度依存性は北方針広混交林の形成過程においてそれほど重要な意味を持たないことが明らかになった。
 //**発表ファイル [#vda6c8d7]
 
 ** コメント [#f204568d]
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 *Expression of senescence-associated genes in the leaves of silver birch ('''Betula pendula''')[#i22ecc10]
 
 -日時:7月21日(金) 09:00-
 -場所:農学部中講堂
 -発表者:林登志郎
 **発表文献 [#t14c8511]
 -雑誌:Tree Physiology 25, 1161-1172
 -著者:MAARIT SILLANPÄÄ, SARI KONTUNEN-SOPPELA, EEVA-MARIA LUOMALA, SIRKKA SUTINEN, JAAKKO KANGASJÄRVI, HELY HÄGGMAN and ELINA VAPAAVUORI
 ** Abstract [#tf974907]
 この論文は、シダレカンバの野生株と形質転換体を用いて“葉の老化”に関して研究したもの。
 葉の老化制御を明確にすることを目的にし、老化の開始・進行と光合成や遺伝子発現の変化に焦点をあてている。
 
 葉が老化するに伴い、光合成速度の低下や、様々な遺伝子の発現の変化が見られた。
 中でも、Cyp1遺伝子は葉の老化の分子マーカーとして用いることができる可能性があった。
 その他の遺伝子(エネルギー代謝・活性酸素消去・フェニルプロパノイド生合成)の発現量も老化に伴って増加していた。
 
 老化に関する理解が進めば、葉の一生における遺伝子発現・酵素活性・環境や代謝シグナルの相互作用の変化に必要な情報となると思われる。
 //**発表ファイル [#vda6c8d7]
 
 ** コメント [#f204568d]
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分野ゼミ/文献紹介ゼミ/2006-07-21 vol.34 のバックアップの現在との差分(No.2)