Monitoring the Expression Pattern of 1300 Arabidopsis Genes under Drought and Cold Stresses by Using a Full-Length cDNA Microarray

文献

  1. Motoaki Seki, Mari Narusaka, Hiroshi Abe, Mie Kasuga, Kazuko Yamaguchi-Shinozaki, Piero Carninci, Yoshihide Hayashizaki, and Kazuo Shinozaki. 2001. Monitoring the Expression Pattern of 1300 Arabidopsis Genes under Drought and Cold Stresses by Using a Full-Length cDNA Microarray. The Plant Cell. 13: 61-72.

Abstract

シロイヌナズナは代表的なモデル植物で、シークエンシングプロジェクトにより、その全塩基配列が明らかになった種である。今後、この莫大なデータベースをもとにして、遺伝子発現の解析などを通して、機能解析を行うことが重要である。

この研究では、マイクロアレイを用いて遺伝子発現の解析をしている。マイクロアレイは、大多数の遺伝子発現を解析することができるという点で、近年、注目されている手法である。

目的とした遺伝子は、乾燥に誘導される遺伝子、低温に誘導される遺伝子、DREB1Aの標的遺伝子である。例えば、植物が乾燥ストレスを受けた場合、これらの遺伝子が発現することによって、植物はストレスに対する耐性を獲得すると考えられているからである。この研究の目的は、これらの遺伝子の発現パターンを確かめるとともに、ストレスに誘導される新たな遺伝子の探索をすることである。

このように遺伝子発現のデータが蓄積されることで、植物の成長・ストレス応答などの多くの重要な工程に関連する遺伝子を同定することが可能となる。さらに、それらを応用することで、植物が持っている重要な機能の分子機構を明らかにすることができる。

発表ファイル

当日はpower pointによる発表を予定しています。

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分野ゼミ/文献紹介ゼミ/2005-06-16 vol.13 のバックアップ(No.1)