** その他 [#z825d206]
 
 ***NSC estimation [#kc42df0e]
  世界中から31研究グループが参加し、Non-Structural Carbohydrate (NSC, 非構造炭水化物, 可溶性糖とデンプン)の分析比較を行うというNSC estimation プロジェクトに参加しています。植物科学の研究において、植物体内の炭水化物動態は重要なテーマですが、その基礎となる炭水化物濃度の測定値には研究グループ間でどれくらい違いがあるのでしょうか?
  これはオーストラリアの国立研究機関であるCSIROのQuentin博士が代表のプロジェクトで、各研究グループでは送られてきた炭水化物濃度が未知の植物試料の炭水化物濃度を測定し、得られた結果を比較するという研究です。
 通常、例えばCO2処理のある条件とない条件で植物を育てて、そこから採取した試料について炭水化物濃度が処理区間で異なるのか、という比較を行います。したがって相対関係に着目する事になり、絶対値に関しては他の文献やこれまでの測定値と比較して同等かどうかのチェックにとどまります。しかしこのプロジェクトでは、同じ炭水化物濃度の試料を多くの研究室が測定するため、必然的に平均値とそれに対する自分たちの値の差というものが出てきます。
 「もし自分の測定値が平均値と比べて大きく外れてたらどうしよう?」という、独特のプレッシャーの中でかなり神経を使うプロジェクトです。
  これはオーストラリアの国立研究機関であるCSIROのQuentin博士が代表のプロジェクトで、各研究グループが送られてきた炭水化物濃度が未知の植物試料の炭水化物濃度を測定し、得られた結果を比較するという研究です。
 通常、例えばCO2処理のある条件とない条件で植物を育てて、そこから採取した試料について炭水化物濃度が処理区間で異なるのか、という比較を行います。したがって主として相対関係に着目する事になり、絶対値に関しては他の文献やこれまでの測定値と比較して同等かどうかのチェックにとどまります。しかしこのプロジェクトでは、同じ炭水化物濃度の試料を多くの研究室が測定するため、必然的に平均値とそれに対する自分たちの値の差というものが出てきます。
 「もし自分の測定値が平均値と比べて大きく外れてたらどうしよう?」という、独特のプレッシャーの中でかなり神経を使うプロジェクトです。~
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 &ref(デンプン定量.JPG);
 
 ***カバノキ属のコモンガーデン実験 [#zdc89a0c]
 ***カバノキ属のコモンガーデン実験(フィンランドとの国際共同研究) [#zdc89a0c]
  落葉広葉樹であるカバノキ属は環境応答に関して可塑性が高いことが知られています。
 また、北海道もフィンランドもカバノキ属が優先する気候帯ですが、緯度が大きく異なる為(北海道42〜45°、フィンランド60〜70°)日長を始めとして、気候が大きく異なります。
 そこで異なる産地のカンバを同じ土地で育成して比較研究するコモンガーデン実験によって、カンバ類の環境応答に関する可塑性と遺伝的多様性を明らかにする事を目的としたフィンランドとの国際共同研究が始まり、それに参加させて頂いてます。
 そこで異なる産地のカンバを同じ土地で育成して比較研究するコモンガーデン実験によって、カバノキ属の環境応答に関する可塑性と遺伝的多様性を明らかにする事を目的としたプロジェクトが走りだし、それに参加させて頂いてます。
 現時点で北大サイドのコモンガーデン試験地として、北大北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション北管理部(名寄)の苗畑が予定されており、近い将来、植栽を行う予定です。
 
 &ref(北管理事務所苗畑.JPG); ~
 候補地の様子~
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 [[戻る>http://www.agr.hokudai.ac.jp/fres/silv/index.php?%C5%CF%CA%D5%C0%BF]]
 
 

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渡辺誠/その他 のバックアップの現在との差分(No.1)