* 川口光倫(Kawaguchi Korin) [#x43fbc67]
 ** 自己紹介 [#pb9bc74f]
 - 出身:東京都
 - 好きなもの:コシのある麺、チンジャオロウスー、柿、雨上がり後に日光が射す風景、音楽、札幌
 - 苦手なもの:スズメバチ、熱帯夜、人混み、牡蠣
 - キーワード・興味ある分野:北方林、森林生態学(樹木生理(光合成・養分分配)、森林の構造・動態、土壌)、BVOC、森林火災
 - 目標:週3以上ラーメン
 - 一言:最近風呂のありがたみを噛みしめています。
 
 
 ** 修論テーマ [#r0e3268e]
 - 高濃度のオゾンと二酸化炭素の落葉樹への複合作用(仮)
 - 落葉樹に対するオゾンと二酸化炭素の曝露実験~
 
  高濃度のオゾン(O3)は葉の機能を低下させますが、光合成の材料である二酸化炭素(CO2)濃度が高い条件では、気孔が閉じ気味になることでO3の葉内への取り込みが減少し、O3の悪影響が緩和されること、また、高濃度CO2・O3単独の条件よりも光合成機能やバイオマスが高くなる複合作用が生じる場合があることが報告されています。~
  このような現象の検証も念頭に、今後も増え続けるCO2だけでなく、同様に増加傾向にある対流圏のO3を考慮することで、将来の大気環境下における森林の炭素吸収能力や樹木種の適応能力を過大・過小評価しないような提案ができればと思っています。~
  具体的には、フィールドにおいて樹木を育成し、葉の構造や機能の測定、個体のサイズ計測などを行っています。~
  高濃度のオゾン(O3)は葉の機能を低下させますが、O3濃度と光合成の材料である二酸化炭素(CO2)濃度が同時に高い条件では、気孔が閉じ気味になることでO3の葉内への取り込みが減少することや葉内の防御物質の供給が促進されることなどにより、O3の悪影響が緩和されること、また、高濃度CO2・O3単独の条件よりも光合成機能やバイオマスが高くなる複合作用が生じる場合があることが報告されています。~
  このような現象の検証やプロセス解明も念頭に、今後も増え続けるCO2だけでなく、同様に増加傾向にある対流圏のO3を考慮することで、将来の大気環境下における森林の炭素吸収能力や樹木種の適応能力を過大・過小評価しないような提案ができればと思っています。~
  具体的には、フィールドで樹木を育成し、葉の構造・機能・化学成分の測定、個体のサイズ計測などを行っています。~
  本研究と同様にチャンバーを用いたCO2とO3の同時付加実験では、以下の論文が参考文献の例として挙げられます。~
 
  ・Watanabe M, Umemoto-Yamaguchi M, Koike T, Izuta T.(2010)Growth and photosynthetic response of '''Fagus crenata''' seedlings to ozone and/or elevated carbon dioxide. '''Landscape and Ecological Engineering''' 6:181-190.
 
  ・Riikonen J, Holopainen T, Oksanen E, Vapaavuori E.(2005)Leaf photosynthetic characteristics of silver birch during three years of exposure to elevated concentrations of CO2 and O3 in the field. '''Tree physiology''' 25:621-632.
 
 ** 学会発表 [#ed0f309e]
 - Koike T, Inada N, Tonooka M, Takeuchi Y, Mao QZ, Kita K, Kawaguchi K, and Watanabe M. Growth and photosynthetic responses of hybrid larch F1 cuttings to elevated O3 and/or CO2.Acid Rain 2011 (2011年6月).
 - 川口光倫・大澤晃.カナダの'''Pinus banksiana'''天然生若齢林での倒木と林分構造との関係.第60回北方森林学会(2011年11月).
 
 ** IPCC2007 [#uc6c14ae]
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 - 21世紀末における地上気温の変化の予測(1980〜1999年比)。複数の大気海洋結合モデルによって計算された予測値の平均。~
 (http://www.ipcc.ch/publications_and_data/ar4/syr/en/spms3.html)~
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 初めて報告書を読みましたが、改めて世間の平和さを感じました。文字やグラフにすると恐ろしいことがよくわかります。時空間的に身の周りの小さなことしか興味がないのが人間の本性なのかもしれないけれど、それに逆らわなくては進化してるといえない気が。科学技術だけ進歩してるけどマスコミとか政治家とか責任ある人々に変わってもらいたいですよね。研究成果を生かしてほしい。と同時に研究者のアウトプットも大事だと感じています。そんなことを最近思っています。
  
 
 ** 学会発表 [#ed0f309e]
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 ** 卒論(課題研究)テーマ [#g909f0e7]
 - '''Pinus banksiana'''単純同齢林における火災由来立ち枯れ母樹の倒木攪乱(京大・農・森林)
 
 
 ** 連絡先 [#hd4114ed]
 - 大部屋N368(電話:011-706-2523)
 - 大部屋N368(電話:011-706-2523)
 - メールアドレス:kkawa@for.agr.hokudai.ac.jp (@→半角にする)
 
 -こちらから[[メンバーへ戻る>http://www.agr.hokudai.ac.jp/fres/silv/index.php?%A5%E1%A5%F3%A5%D0%A1%BC]]

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川口光倫 のバックアップ差分(No.8)