[[保全生態]]
 **ニセアカシア研究会 [#bccad52e]
 極めて、非公式な研究会が始動した。北海道立林業試験場の造林OB真坂さんや佐藤さんらをはじめとするニセアカシアの管理に関する研究課題が、北海道庁の重点研究研究課題に採択されるなど、めざましい動きが出てきた(下図左)。函館近郊の蒜沢では、ニセアカシア伐木の引き取り試験が実施されるなど、北海道工業大学の柳井教授のグループとと伴に「管理手法」に関する実践的課題を推進中である。~
 ref&(研究会風景.JPG);               ref&(真坂・森本氏.JPG);~
 研究会の風景          熱弁を振るう真坂氏と森本氏~
 非公式ではあるが活気溢れる研究会が[[森林生態系管理学研究室>http://www.agr.hokudai.ac.jp/formac/forman/]]の[[森本淳子>http://forman-eco.blogspot.com/2008/04/junko-morimoto.html]]講師らを中心に始動した。北海道立林業試験場の造林OB真坂さんや佐藤さんらをはじめとするニセアカシアの管理に関する研究課題が、北海道庁の重点研究研究課題に採択されるなど、めざましい動きが出てきた(下図)。函館近郊の蒜沢流域では、ニセアカシア伐木の引き取り試験が実施されるなど、北海道工業大学の柳井教授のグループと伴に「管理手法」に関する実践的課題を推進中である。~
 &ref(研究会風景.JPG);                                         &ref(真坂・森本氏.JPG);~
 研究会の風景                                                                            熱弁を振るう真坂氏と森本氏~
 
 一方、北大中川研究林・「歌内試験地」に、1923年に導入されたニセアカシアの分布拡大をテーマに取り組む、[[森林生態系管理学研究室>http://www.agr.hokudai.ac.jp/formac/forman/]]の小南遼・[[森本淳子>http://forman-eco.blogspot.com/2008/04/junko-morimoto.html]]講師らのグループは、中川研究林の門松林長らとともに広大な試験地を設け、埋土種子の確認とともにシードトラップを設置して、分布拡大の可能性を追跡中である。また、造林学研究室では、個体維持に関しては光合成特性を兼俊壮明氏が学振・北岡哲博士・[[崔 東壽>http://www.tuat.ac.jp/~wakate/scholar/18.html]]博士(東京農工大学大学院・自然環境保全学)と、繁殖生態に関しては1)タネの発芽に関する生理解剖学を唐木貴行氏を中心に、花卉・緑地計画学の[[近藤哲也>http://www.agr.hokudai.ac.jp/hsla/kaki/kondo/index.htm]]教授の指導を得て、PDの渡邊陽子博士とともに推進中である。また、根萌芽を中心とした実験生態学研究は松並志郎氏によって、北方生物圏フィールド科学センターPDであった[[里村多香美>http://www.jsrr.jp/co_27fuku-prog.htm]]博士(現在:香川大学農学部[[小林剛研究室>http://www.ag.kagawa-u.ac.jp/kenkyu/syokai/kobayashi/index.html]]、渡邊陽子博士らとともに推進中である。~
  研究会での興味深い発表は、 柚洞一央氏(北大文学研究科地域システム科学講座・博士課程)による話題であった。まったく知らなかった養蜂協会の仕組みなど、まさに「手作り」のデータが紹介された。「所有権」の考え方が、土地産業に根ざしてきた私には新鮮であった。次回の研究会が期待される。きっと新たな知見が加わっている!~
 ref&(油洞氏.JPG);                           ref&(古来養蜂.JPG);~
 公演中の油洞(ゆほら)氏     伝統的な養蜂(マツの洞を利用)~
  一方、北大中川研究林・「歌内試験地」に、1923年に導入されたニセアカシアの分布拡大をテーマに取り組む、[[森林生態系管理学研究室>http://www.agr.hokudai.ac.jp/formac/forman/]]の小南遼氏・[[森本淳子>http://forman-eco.blogspot.com/2008/04/junko-morimoto.html]]講師らのグループは、中川研究林の門松林長らとともに広大な試験地を設け、埋土種子の確認とともにシードトラップを設置して、分布拡大の可能性を追跡中である。また、造林学研究室では、個体維持に関しては光合成特性を兼俊壮明氏が学振・北岡哲博士・[[崔 東壽>http://www.tuat.ac.jp/~wakate/scholar/18.html]]博士(東京農工大学大学院・自然環境保全学)と、繁殖生態に関しては、1)タネの発芽に関する生理解剖学を唐木貴行氏を中心に、花卉・緑地計画学の[[近藤哲也>http://www.agr.hokudai.ac.jp/hsla/kaki/kondo/index.htm]]教授の指導を得て、北大農学研究院・研究員の渡邊陽子博士とともに推進中である。2)また、根萌芽を中心とした実験生態学研究は松並志郎氏によって、北方生物圏フィールド科学センターPDであった[[里村多香美>http://www.jsrr.jp/co_27fuku-prog.htm]]博士(現在:香川大学農学部 [[小林剛研究室>http://www.ag.kagawa-u.ac.jp/kenkyu/syokai/kobayashi/index.html]]・研究員)、PD渡邊陽子博士らとともに推進中である。~
  研究会での興味深い発表は、 柚洞一央氏(北大文学研究科地域システム科学講座・博士課程)による話題であった(下図左)。まったく知らなかった養蜂協会の仕組みなど、まさに「手作り」のデータが紹介された。「所有権」の考え方が、土地産業に根ざしてきた私には新鮮であった。次回の研究会が期待される。きっと新たな知見が加わっている!~
 &ref(油洞氏.JPG);                                                     &ref(古来養蜂.JPG);~
 講演中の油洞(ゆほら)氏                                                       伝統的な養蜂(マツの洞を利用)~
 
 【参考文献】
 「柚洞一央(2006 日本の養蜂業における移動空間の狭域化と生産形態の多様化.地理学評論,79:809-832.
 【参考文献】~
 -[[崔東壽>http://www.tuat.ac.jp/~wakate/scholar/18.html]]・渡邊陽子・上里季悠・北岡哲・秋林幸男・笹賀一郎・小池孝良(2007)異なる光環境下に生育するニセアカシア稚樹の光合成特性―北海道大学札幌研究林の事例― 日本森林学会北海道支部論文集 55:44-46.
 -兼俊壮明・江口則和・北岡哲・崔東壽・斎藤秀之・小池孝良(2008)異なる光環境下におけるニセアカシアの光合成特性と季節変化. 日本森林学会北海道支部論文集 56: 145-148.
 -唐木貴行・近藤哲也・渡邊陽子・門松昌彦・秋林幸男・笹賀一郎・斉藤秀之・渋谷正人・小池孝良(2008)外来種ニセアカシア種子の発芽特性と種皮の不透水性. 日本森林学会北海道支部論文集 56: 21-24.
 -松並志郎・小林真・里村多香美・渡邊陽子・菅田定雄・市川一・北條元・山ノ内誠・門松昌彦・秋林幸男・笹賀一郎・小池孝良(2008)ニセアカシアの侵入初期過程における根系動態―天塩・中川・札幌研究林での予備調査―.日本森林学会北海道支部論文集 56: 13-16.
 -柚洞一央(2006) 日本の養蜂業における移動空間の狭域化と生産形態の多様化.地理学評論,79:809-83.~
 
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