家畜栄養生理学実験2017
この授業では、前半はヒツジ(反芻動物)、後半はマウス(単胃動物)を用いて、動物が摂取した飼料がお腹の中でどう代謝されていくのかを考えます。
慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。
第5回 ルーメン細菌からのDNA抽出とPCR反応
前半のヒツジ(ルーメン)編では、粗飼料を多給した区と濃厚飼料を多給した区を設定し、それらの飼料がお腹の中でどのように分解・発酵されていくのかを見ていきます。
今回は、ヒツジの第一胃(ルーメン)で大事なはたらきをしているルーメン細菌叢がどのように変化しているのかを探る第一ステップとして
ルーメン内容物からのDNA抽出とPCRを行いました。
まずはラべリングから… 仲睦ましいですね。 |
ルーメン内容物からDNAを抽出します。 遠心機を使って、上清を取ります。 |
次にPCRの準備に移ります。 真剣な眼差しでピペッティング!! |
こちらもピペッティングしています。 慎重に、慎重に… |
あっ、ここでもピペッティングしている!! 如何にこの作業が大事か分かりますね。 |
こちらがPCRを行う機械です。 果たしてDNAは増幅しているのでしょうか? |
今回の栄養生理学実験は以上です。前半の実験も残りわずかとなってきました。
次回はルーメンから離れて、単胃動物であるマウスの給与試験の準備としてマウスの群分けを行います。
それでは、次回もお楽しみに!
(担当:渡部)