家畜栄養生理学実験2016

 

この授業では、前半はヒツジ(反芻動物)、後半はラット(単胃動物)を用いて、動物が摂取した飼料がお腹の中でどう代謝されていくのかを考えます。
慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。


5回 ラットの体重測定・群分け

 

後半のラット(単胃動物)編では、不溶性繊維もしくは水溶性繊維の精製飼料を給与したラットを用いて、健康と栄養状態を

表す一連の指標を分析しながら、食物繊維の効果について考えていきます。

5回目の実験では、5週齢のSDラット10個体を体重測定し、2群に分けました。

これから3週間、このラットたちをお世話していきます。



 

 

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まずは小林先生による試験の目的と意義の説明です。どのような効果を期待できるのでしょうか?

 

 

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ラットをポリビンに入れて体重測定を行います。入れるのに苦戦しています。

 

 

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見分けがつくように、ラットの尻尾に番号を書いたシールを貼りました。しっかりつけないとラットがかじってとってしまいます。

 

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3週間後にはどのくらい成長しているでしょうか。また、処理区間で違いはあるのでしょうか?

 

 

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ラットの飼料を量り取ります。今回は試験区として新規の水溶性繊維、酢酸セルロース(CA)を用います。反芻動物では有用な結果が出ていますが、単胃動物でははたして・・・?

 

 

 

今回の栄養生理学実験は以上です。

次回はルーメン内の細菌をDGGEにより菌叢解析を行います。

それでは、次回もお楽しみに!

                                                                 

(担当:今川)

                                                                                                                                               

 

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