Weekly Pictures

 

 

 

研究室の写真です。

普段の実験の様子から、みんなでイベントを楽しんでいる様子まで、

研究室の雰囲気が伝わるような写真を載せていきます

 

今週のWeekly Pictures5/23-25に中国は南京で開催された国際学会

 

The 2nd International Symposium on Gastrointestinal Microbial Ecology and Functionality

の様子をお届けいたします。家畜栄養学研究室からは小林先生とM1澤田が参加させていただきました。

 
<学会の様子>

今回は2003年に第1回目が開催されて以来、5年ぶりの開催ということでした。小林先生は1回目にも招待講演を行われたらしく、前回よりも格段に規模が大きくなっているということでした。

学会会場である南京農業大学のメインの建物です。
ここで実際に研究が行われているそうです。この他にもいくつも建物があり、さらに建設中のものもたくさんありました。

プレゼン会場の様子です。
今回ポスター発表はなく、口頭発表が主体でした

全体を通して、特に招待公演は見やすいスライドが多く勉強になりました。馴染みのない分野は理解できないものも多かったのですが、自己啓発になりました。

100人程度収容できる部屋でした。

聴衆はやはり中国の方が多かったのですが、Invitedである著名な先生方の質問を中心に活発な質疑応答が行われていました。

イリノイ大学のMackie教授です。Mackie先生は僕の発表にも質問を下さいました。今回は研究に関する話はあまり出来なかったのですが、9月に来日される際にはお話出来ればと思います。

浙江大学のLiu教授(左)と主催者である南京農業大学のWei-yun教授(右)です。お2人の研究室は中国でのルーメン研究の中心を担っているようで、研究室の規模も急成長中だということでした。

自分の発表中の様子です。事前にしっかり準備をしていたおかげで、途中で原稿が飛ぶようなことはなく無事発表することが出来ました。

質問も4題いただけのですが、うまく返すことが出来ないものもあり、基礎的な英語力向上の必要性を感じました。

小林先生の発表はやはり聞き取りやすいかつ分かりやすく、見ていて勉強になりました。

普段、授業以外で先生の発表をお聞き出来る機会も少ないので少し新鮮でもありました。

ソウル大学のHa教授も招待講演を行われていました。
ありがたいことにHa先生には自分の発表後にコメントをいただき、励みになりました。

学会は学生が主体で運営しており、見分けがつきやすいようにお揃いのTシャツを着ていました。Wei-yun先生の研究室には40人ほど学生が所属しているということで、当研究室の勢いを感じました。

大学内にはこのような案内がいたるところに貼ってあり、出席者に親切でした。来年は自分達がJRSを主催する側になるので、参考にしたいと思います。

大学内にある宿泊施設です。きれいな建物で、会場からも徒歩圏内なので便利でした。北大にもこのような施設があるとよいのですが・・。

浙江大学の学生との1枚です。自分以外に修士で発表していた学生はおらず、発表させてもらえる立場のありがたさを再認識しました。

学会後の集合写真です。実際にはこの23倍の出席者がおり、このような大人数を前に発表するのは初めてだったのでよい経験になりました。また、他の国の方々とも交流できたことも貴重な経験でした。

 

<懇親会の様子>

食事や懇親会時は7〜8人ごとのテーブルに分かれていましたが、テーブル間の移動はしやすく、色々な方とお話することが出来ました。

小林先生にLiu先生へ紹介していただき、一緒に昼食をとりました。中国の学生には、日本に興味を持っている人も多かったです。来年のJRSのことを伝えると是非参加したいという声をよく聞きました。

McSweeney教授と小林先生は古くからのお知り合いということでお話も盛り上がっていました。小林先生自身も著名なルーメン研究者ですが、周りにおられる方も論文でよく名前を拝見するような著名人が多く感動しました。

オランダはWageningenの研究者の方々との1枚です。左からMurielさん、Hansさん、Mirjanaさんです。皆さんヒトや豚などの単胃動物の腸内細菌の研究をやられているということでした。非常に英語が堪能な方々でした。

この他にもオランダからはメタン低減の研究を行っているPellikaan教授が参加されており、親切にして頂きました。

Vermont大学のWright教授は水牛や馬なども含めたメタン菌の多様性について研究されているとのことでした。気さくな方で、お話しやすかったです。GGAAにも参加されるとのことですので、またお会い出来る機会が楽しみです。

Aberystwyth大学のKimさん(左)とScollanさん(右)です。Kimさんは小池先生と入れ替わりでイリノイ大学におられたそうで、イリノイ大学時代のお話もお聞きすることができました。

食事は主にバイキング方式で様々な種類の料理が並んでいました。中国では朝から油ものを食べるのも一般的なようで、食欲に圧倒されることも多々ありました。

中国ならではの回転テーブルで円状だったので、会話も弾みやすかったです。

全体の懇親会後には、ホテルの地下にある部屋でカラオケ大会も行われました。
上の写真のように和気藹々とした雰囲気で、コミュニケーションもとりやすかったです。
学会場ではなかなか話すことの出来なかった先生方ともお話することができ、有意義な時間を過ごせました。

 

<南京の街の様子>

ホテルの窓からの1枚です。朝方なので、車も少ないですが日中は車で溢れていました。

上の写真のように建設中の建物が多く、いまだ急速に発展している国であることが印象付けられました。

学会が終わった次の日には、学生に南京の街を案内してもらいました。左がLi-xiaさん、右がPengくんで2人とも僕と同じM1ということでした。1日中熱心に案内してくれてありがたかったです。

南京博物院という博物館です。中には、日本なら国宝級に値するような古い土器などが置かれていました。各省に1つはこのような博物館があるということで、中国という国の歴史の深さを垣間見ました。

こちらの豚の形をした土器が約5000年前のものらしく、同じような年代のものが多数展示されていました。

街中は大きなビルが多く、想像以上に都会でした。また中国は自転車のイメージがあったのですが、むしろスクーターや車が多く驚きました。

総統府という官邸のようなところにも案内してもらいました。民族衣装を試着できるところもあり、女性陣は満喫していたようでした。

この日の最後には孔子の祭っているお寺も観光しました。1日で見るには盛りだくさんすぎるほど充実した1日でした。

 

実際の参加時期から随分間が空いた更新になってしまい申し訳ございません。

今回は初めての学会、しかも国際学会ということで英語での発表を含め初体験のことが多く、大変貴重な時間を過ごすことが出来ました。

また、今年は有難いことに103日〜8日にCanadaBanffで開かれるGreenhouse Gases and Animal Agriculture Conference GGAA)にも

小林先生、M2の嵩さん、林さんとともに参加させて頂けることになっています。

今度の学会は英語圏での開催ということで、今回以上にコミュニケーションという点では大変かもしれませんが、中国での経験を活かして自分からも発信出来ればと思います。

このような貴重な体験をさせていただき、先生方本当にありがとうございました。

次回のWeekly Picturesもお楽しみに。

 

                                      (担当:澤田)

   

 

                             戻る