’08年度後期の畜産科学科3年生必修の家畜栄養学実験の様子です。
慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。
★第五回 ルーメン内のDNA分解酵素活性モニタリング
ルーメン内は多様な微生物が複雑かつ安定な生態系を形成しており、給与飼料の変化などの環境変化に対応し優れた消化機能を発揮している。また、外部から侵入する微生物やDNAは速やかに駆逐される。今回は安定な微生物系を保障するDNA分解酵素活性について視覚的に体験することが目的です。
まずはDNA溶液とルーメン液を混合 |
それを37℃で30秒〜30分インキュベーションします。ルーメン液と混合することでDNAはどのくらいの時間で分解されるのか? |
待ち時間に電気泳動の準備。ゲルに使うアガロースを量り |
電子レンジで溶かします |
最後にエチブロを入れればゲル溶液の完成ですが・・・ |
今回電気泳動に使用するエチブロは発癌性の物質なので扱うときは手袋をつけます。 |
ゲルが完成したところで反応が終わったDNA溶液を流します。 |
サンプルをウェルに入れるときは集中力が必要です。真剣な3年生&見守るTA |
その2 |
その3 |
30〜40分程で泳動終了です。 |
最後にゲルにUVをあてて撮影。最初ははっきり見えるバンドがルーメン液と混合し30秒インキュベーションすればかなり薄くなり、1分では全く見えなくなってしまいます。 |
さて家畜栄養学実験の前半も最後のプレゼンを残すのみとなりました!
これまでの実験データを皆さんはどのようにまとめたのでしょうか。
その様子は近日中にお送りしたいと思います!
ではでは