08年度後期の畜産科学科3年生必修の家畜栄養学実験の様子です。
慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。
★第四回 プロトゾア計数と揮発性脂肪酸(VFA)濃度の測定
本年度の栄養学実験では粗飼料と濃厚飼料を給餌した羊のルーメン内発酵が時間経過とともにどのように変化するかを調べます。
今回は、エネルギー源となるVFAの産生量、およびVFAである酢酸、プロピオン酸、酪酸の割合が給餌後の時間経過に伴いどのように変化するかを調べます。
また、VFA生産に関わるプロトゾアを計数し、ルーメン微生物とVFA生産の関係を明らかにすることを目的としています。
まずはプロトゾアの計数からです。 10μl中にいるプロトゾアを全て数えます。 |
結構疲れる作業ですが、黙々と数えていきます。 |
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みなさん真剣! |
顕微鏡を覗くと、このようにプロトゾアが見えます。 これらのプロトゾアが宿主のエネルギー生産の手助けをしています。 プロトゾアの力、すごいです!! |
続いてガスクロマトグラフィー(ガスクロ)を用いてVFAの測定です。こちらの機械を使います。 |
まずガスクロに注入するサンプルの準備をします。 |
シリンジでサンプルを吸います。 |
サンプルを慎重に機械に注入します。 |
データが紙に印刷されて出てきます。 |
得られたデータをパソコンで解析します。 Excelに苦戦しながらも、みなさん結果をまとめていました。 |
前半の実験もいよいよ残すところあと1回となりました。
そろそろ発表会に向けて準備をし始める班もあるのでしょうか?
次回はルーメン内のDNA分解酵素活性の測定です。