Weekly Pictures

 

 

 

研究室の写真です。

普段の実験の様子から、みんなでイベントを楽しんでいる様子まで、

研究室の雰囲気が伝わるような写真を載せていきます

 

 

今週のWeekly Pictures2/22に行われた畜産科学科の合同卒業論文発表会の様子をお送りします。

 

今年の卒論発表は畜産科学科の3研究室合同で行われました。

家畜栄養学分野からは3人が発表。

 

内堀 寛之 さん

「グルコン酸およびメチオニンアナログが単胃動物の腸内環境に及ぼす影響」

 

坂井 孝輔 さん

「新規ルーメン細菌B76株およびR-25株の機能解析」

 

渡部 優 さん

「モネンシン代替物質の探索:カシューナッツ殻油がルーメン発酵に及ぼす影響」

 

それでは発表の様子をどうぞ。

 

よく通る声で、聞き取り安かったです。

練習の賜物ですね。

内堀 寛之 さん

「グルコン酸およびメチオニンアナログが単胃動物の腸内環境に及ぼす影響」

 

ラットとブロイラーを対象にして、グルコン酸およびメチオニンアナログをプレバイオティクスとして用い、腸内環境の改善を試みた研究です。

発表会ではラットの結果のみを出していました。

 

腸内菌叢や発酵産物についての分析が主なものでした。

 

 

 

 

 

★家畜栄養学研究室では、反芻家畜(ルーメン)に限らず、単胃動物の腸内菌叢も研究ターゲットにしています。

質問にも的確に答えていたと思います。

 

緊張気味のスタートでしたが、終始落ち着いて発表できていました。

坂井 孝輔 さん

「新規ルーメン細菌B76株およびR-25株の機能解析」

 

ルーメンから分離した新規細菌の機能解析をおこなった研究です。

 

これら2株の新規細菌について、生態情報は以前の研究で既にいくらかわかっており、今回の研究は新たに生理情報を得ることを目的としたものです。

 

ルーメン細菌のなかでも、繊維付着性のものがその大部分を占めています。表題の2株はその中の細菌です。

 

 

 

★「新しい細菌を分離して、で、こんな研究って何の役に立つの?」と疑問をもった人は、栄養の先輩に聞いてみましょう!

なかなかこっちを向いてくれないサカイ。

 

発表練習で「緊張しますよー」とよく言ってましたが、発表会ではあまりそれは感じられず、落ち着いた良い発表だったと思います。

渡部 優 さん

「モネンシン代替物質の探索:カシューナッツ殻油がルーメン発酵に及ぼす影響」

 

カシューナッツ殻油とルーメン液を混ぜて、発酵パラメータを分析し(in vitro)、ルーメン発酵に及ぼす影響を評価した研究です。

 

モネンシンとは、家畜に与える代表的な抗生物質です。

代謝障害予防に効果的である反面、抗生物質耐性菌の発生や、畜産物に対する消費者のイメージダウンが懸念されています。

そこで、モネンシンの代わりになる天然物質が必要となるわけです。天然物だと安心ですね。

 

 

 

★鈴木君が修論で発表したテーマもカシューナッツ殻油でしたが、栄養以外の研究室の方々からも好評をいただきました。

 

 

 

お疲れさまでした。

 

1年間の成果はどうだったでしょうか?

 

4月から先輩になる人、そうでない人もいますが、それぞれの反省を生かして今後に

つなげてください。

 

次回のWeekly Picturesもお楽しみに。   (担当:たけだ)

   

 

                                   

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