Weekly Pictures

 

 

 

研究室の写真です。

普段の実験の様子から、みんなでイベントを楽しんでいる様子まで、

研究室の雰囲気が伝わるような写真を載せていきます

 

 

今週のWeekly Pictures2007年最後のセミナーとその後の研究室忘年会の様子をお送りします。

 

<セミナーの様子>

内容は

@経過報告(Asch、上木さん)

A院生ゼミ(松井さん)

 

それぞれの発表内容にも少しふれつつ、当日の様子をお送りしていきます。

 

 

今回のセミナーは今年最後ということで普段とは場所を変え札幌市内某ビルの30階の小会議室で行われました。

 

 

セミナー開始は午後3時。12月の札幌といえども外はまだこんなに明るいです。時間の経過とともに変わっていく外の景色もお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

まずはAschM1)の経過報告から。研究テーマは

 

Quantitative Analysis of the structure of rumen microbiota associated with fiber

 

ウシやヒツジといった反芻動物はルーメンと呼ばれる第一胃、二胃の中に多種多様な微生物を保有することで植物を消化して暮らしておりその機能はまさに神秘、「ルーメンは宇宙だ」という研究者の方もいるほど。その機能を明らかにするには「@何がAどのぐらいいてBどんな働きをしているか」を知ることが必要です。Aschは特定の細菌に着目して、DNAを用いた分子生物学的手法を駆使しその細菌がルーメンの中にどのくらいいるのか?といった研究をしています。

 

 

 

 

 

続いては上木さん(M2)の経過報告。研究テーマは

 

Fibrobacter succinogenes を中心としたルーメン内繊維分解コンソーシャムに関する生態学的研究

 

上で述べたようにルーメンの中には多種多様な細菌がいますがそれらは単独で生きているわけではなくお互いに協力して協調的に繊維分解をおこなっていると考えられており、そのグループを繊維分解コンソーシャムといいます。F. succinogenes はルーメンの中で代表的な繊維分解菌なのですが上木さんはどの菌がF. succinogenes とコンソーシャムを形成する菌で、それらが協力することでどのくらい繊維分解の能力が向上するか?ということについて研究しています。

 

上木さんが経過報告を始めた時点で薄暗くなってきた札幌のの空。冬の夜はすぐに暗くなります。あっという間に暗くなり街には明かりが灯っていきます。

 

 

上木さんの経過報告が終わった時点でちょっと休憩。

地上30階からの札幌の夜景をどうぞ!写真奥が北で北大の建物もはしのほうにちょっとだけ写ってます。

 

 

 

 

 

 

2007年のセミナーの最後を締めるのは松井さん(M1)の院生ゼミ。院生が年に一回、自分の研究テーマに沿った論文をいくつか読み世界での現在の研究状況や今後の自分の研究の方向性などについて紹介してくれます。今回の松井さんのセミナーのタイトルは

 

Prevotella 属細菌の多様性について

〜系統・機能・生態〜

 

松井さんの研究テーマは「未培養細菌の単離、及び生理機能解析」。ルーメンの中にそのグループがいることは分かっているものの単離されておらず、どんな機能を持っているか分からない細菌を単離してきて機能解析をしようという研究です。今回は現在松井さんが注目しているPrevotella 属細菌についてDNA情報をもとにした多様性や、ルーメン以外にどんなところから見つかってきているか、どんな機能を持っているかということについて話してくれました。

 

 

夜景をバックに話す松井さん。かっこいいですね〜。

写真がブレブレで申し訳ないですm(_ _)m

 

 

今回で2007年の経過報告、文献紹介、院生・教官ゼミはすべて終了です。栄養のゼミでは厳しい質問・意見でヘコムことも時々ありますがそういったことの積み重ねでみんな日々レベルアップしているはずです。特に小林教授、小池助教のお二人には日ごろから研究についてのアドバイスなど本当にお世話になりました。

 

   

セミナーはこの日で終わりましたが、これから年が明けるとM2は修論発表、M1は学会発表、4年生は卒論発表に向けて

それぞれいっそう忙しくなっていくことでしょう。

 

   

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